雨。夜になって止む。
中村圭志「宗教のレトリック」を読む。
切り口は面白いものの内容は微妙。
かなり軽めに書かれているので読みやすくはあるのだけれど。
おそらくある程度「まともな」向きであれば
「宗教を一度捨てて初めて宗教的なもの」にあらためて「出会う」はず。
その意味においてはさまざまなレトリックの在り様が参考になるとは言える。
「『理不尽』を強引にまとめる手段」については知っておいていい。
西田昌司・佐伯啓思・西部邁「保守誕生 日本を陥没から救え」を読む。
本書が出た6年前は民主党政権だったのが遥か昔のよう。
言っている内容にふむふむと思うところはあるものの。
その後の「現実=ザマ」を見るとどうにもやりきれない感じ。
それにしてもなぜ「中庸」が実現しにくいのだろう。
アメリカの「核の傘の下」で経済に集中して成功した過去に比べ
繰り返すが「政治という分野」に注がれた「資源」が少なすぎたということか。
大した資質もない輩が各地にはびこるのみ。
「劣化のスパイラル」から今のところ逃れられてはいない模様。
「負けて元々」という西部邁の姿勢は
現代のわれわれが失いがちな「日本的好ましさ」と「射程の長さ」にポイントが。
この「楽天主義」には大いに学ぶところがあるはず。
それを裏打ちする「ペシミズム」も忘れずに。
ただしその「本領」は単独の著書でこそ発揮されるもの。
本書の類いはいささか「弛緩」した印象を与えるのでご注意を。
中村圭志「宗教のレトリック」を読む。
切り口は面白いものの内容は微妙。
かなり軽めに書かれているので読みやすくはあるのだけれど。
おそらくある程度「まともな」向きであれば
「宗教を一度捨てて初めて宗教的なもの」にあらためて「出会う」はず。
その意味においてはさまざまなレトリックの在り様が参考になるとは言える。
「『理不尽』を強引にまとめる手段」については知っておいていい。
西田昌司・佐伯啓思・西部邁「保守誕生 日本を陥没から救え」を読む。
本書が出た6年前は民主党政権だったのが遥か昔のよう。
言っている内容にふむふむと思うところはあるものの。
その後の「現実=ザマ」を見るとどうにもやりきれない感じ。
それにしてもなぜ「中庸」が実現しにくいのだろう。
アメリカの「核の傘の下」で経済に集中して成功した過去に比べ
繰り返すが「政治という分野」に注がれた「資源」が少なすぎたということか。
大した資質もない輩が各地にはびこるのみ。
「劣化のスパイラル」から今のところ逃れられてはいない模様。
「負けて元々」という西部邁の姿勢は
現代のわれわれが失いがちな「日本的好ましさ」と「射程の長さ」にポイントが。
この「楽天主義」には大いに学ぶところがあるはず。
それを裏打ちする「ペシミズム」も忘れずに。
ただしその「本領」は単独の著書でこそ発揮されるもの。
本書の類いはいささか「弛緩」した印象を与えるのでご注意を。
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