退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「探すのは狂うのに似ていること」について

2016-01-13 02:36:08 | Weblog
くもり。寒さが強まる。

フレッド・ウェイツキン
「ボビー・フィッシャーを探して」を半分くらい読む。

ボビー・フィッシャーはチェスの世界チャンピオン。
72年から4連覇を果たした後引退して隠遁生活へ。

92年に一度復活するも再び世界各地を転々。
一時期は日本でも暮らしていたらしいが08年に死去。

本書は今のところ息子にチェスの才能を見出した父親と
その周囲を取り巻く「チェス狂い」の人々を描いている感じ。

冷戦時代のソ連の様子も興味深い。
政治的配慮のために「わざと負けること」を要求されたり。

わが国の将棋で言うところの「真剣師」もいたよう。
そういえば団鬼六に「真剣師 小池重明」という作品もあったか。

「~を探して」というタイトルで思い出すのは
ウディ・アレン「ミスター・グッドバーを探して」(’77)。

あるいはチャン・イーモウ「あの子を探して」(’99)
ロザンナ・アークエット「デブラ・ウィンガーを探して」(’02)など。

サイモン&ガーファンクルは「All gone to look for America」と歌い
U2は「But I still haven't found what I'm looking for」と歌ったり。

本書は93年に映画にもなっている模様。
未見なのでどういうものかはわからないのだけれど。

とりあえず楽しく読めるのはありがたい。
明日読み終える予定。

今宵ももうちょいと飲んで寝るはず。
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