『晴れ。暑い。
鈴木大介「最貧困女子」を読む。
「貧乏」は「少ない収入でも周囲との関係で楽しく暮らせる」こと。
「貧困」は「少ない収入で楽しく暮らせる関係を断たれる」こと。
とりあえずそう「定義」するとわかりやすいのか。
著者のさらに具体的な「定義」は以下の通り。
「三つの無縁=家族・地域・制度」と「三つの障害=精神・発達・知的」を
「同時に抱えている存在」が「最貧困女子」だと。
いまだにあるいは今だからこそこんな「現実」があるのかとあらためて思った次第。
なるほど街行く人々の表情が「死んでいる」背景はこれかと。
それぞれに「抱えきれないもの」があって。
ここまでひどくはなくとも似たようなことがおそらく「日常」なのだろう。
正直彼女たちを受け止められそうにない。
「聖人」と「医者」と「制度」の組み合わせでどうにかならないものかと思うのみ。』
と書いて昨日は寝る。
くもり。蒸し暑い。
永田浩三「NHKと政治権力」を読む。
副題に「番組改変事件当事者の証言」。
プロデューサー長井暁の記者会見はマル激で見た記憶がある。
「慰安婦問題」を扱った番組が自民党の政治家の「圧力」によって改変させられたという話。
その政治家の中には現首相の名前も。
なるほど「大きな組織」の中にいるとこうなるのかという内容。
今どき「ジャーナリスト」をするなら苦しくとも「フリー」が望ましい実態がここに。
法律によって予算を握られている「弱味」は
結局「スポンサーに対する弱味」であることはどのTV局でも同じこと。
ただし予算の原資を作っているのは国民なのだから
政権与党がそれをどうにかできる「システム」がおかしいのも事実。
「三権分立」と言いながら内閣が最高裁長官を決める「インチキ」に目をつぶるようなもの。
「仲間内の人間」を据えることが「当然」になる所以でもある。
それにしてもある種の「脅し」がまかり通る「世界」よ。
ちょっと前の選挙でTVに対して自民党はそれを堂々と行ったりしていたけれど。
さて。
繰り返すが「敵ながらあっぱれ」と思える関係は築けないものだろうか。
少なくともわれわれの「代表」はそうではない。
「話せばわかるか」という言葉は
徹底的に話した後でつぶやくくらいが「倫理」。
わが国において「生産的な議論」が行われる日が来るだろうかと思うと
残念ながら難しいと言わざるをえず。
「目クソ鼻クソを笑う」事態はいつまで続く「ぬかるみ」ぞ。
鈴木大介「最貧困女子」を読む。
「貧乏」は「少ない収入でも周囲との関係で楽しく暮らせる」こと。
「貧困」は「少ない収入で楽しく暮らせる関係を断たれる」こと。
とりあえずそう「定義」するとわかりやすいのか。
著者のさらに具体的な「定義」は以下の通り。
「三つの無縁=家族・地域・制度」と「三つの障害=精神・発達・知的」を
「同時に抱えている存在」が「最貧困女子」だと。
いまだにあるいは今だからこそこんな「現実」があるのかとあらためて思った次第。
なるほど街行く人々の表情が「死んでいる」背景はこれかと。
それぞれに「抱えきれないもの」があって。
ここまでひどくはなくとも似たようなことがおそらく「日常」なのだろう。
正直彼女たちを受け止められそうにない。
「聖人」と「医者」と「制度」の組み合わせでどうにかならないものかと思うのみ。』
と書いて昨日は寝る。
くもり。蒸し暑い。
永田浩三「NHKと政治権力」を読む。
副題に「番組改変事件当事者の証言」。
プロデューサー長井暁の記者会見はマル激で見た記憶がある。
「慰安婦問題」を扱った番組が自民党の政治家の「圧力」によって改変させられたという話。
その政治家の中には現首相の名前も。
なるほど「大きな組織」の中にいるとこうなるのかという内容。
今どき「ジャーナリスト」をするなら苦しくとも「フリー」が望ましい実態がここに。
法律によって予算を握られている「弱味」は
結局「スポンサーに対する弱味」であることはどのTV局でも同じこと。
ただし予算の原資を作っているのは国民なのだから
政権与党がそれをどうにかできる「システム」がおかしいのも事実。
「三権分立」と言いながら内閣が最高裁長官を決める「インチキ」に目をつぶるようなもの。
「仲間内の人間」を据えることが「当然」になる所以でもある。
それにしてもある種の「脅し」がまかり通る「世界」よ。
ちょっと前の選挙でTVに対して自民党はそれを堂々と行ったりしていたけれど。
さて。
繰り返すが「敵ながらあっぱれ」と思える関係は築けないものだろうか。
少なくともわれわれの「代表」はそうではない。
「話せばわかるか」という言葉は
徹底的に話した後でつぶやくくらいが「倫理」。
わが国において「生産的な議論」が行われる日が来るだろうかと思うと
残念ながら難しいと言わざるをえず。
「目クソ鼻クソを笑う」事態はいつまで続く「ぬかるみ」ぞ。