退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『女子』と向き合うこと」について

2015-06-09 02:54:48 | Weblog
くもりのち雨。深夜も降り続ける。

海老原嗣生「女子のキャリア <男社会>のしくみ、教えます」を読む。

「女子のキャリアの歴史」を紹介することに始まって
企業で働く女子の「現状」を踏まえつつ「高齢出産」にまで話は至る。

大雑把にまとめてしまえば
わが国もやがて「ヨーロッパ並み」になるだろうということ。

とりわけ興味深かったのは「高齢出産に関する統計のウソ」を暴いたところ。
「若年層の不妊患者」が妊娠した順に統計から消えれば残るのは「重症患者」のみ。

もちろん治療効果は上がらなくなり「成功の割合」が実態以上に小さくなるのだと。
その結果「高齢出産のリスクに関する数字」が独り歩きすることに。

「結婚は35まで出産は40まで」くらいに「常識」が変わってもいいというのにふむふむ。
要は「親世代の常識」がいつまでも幅を利かせすぎているのが問題。

その一方で「自分たちの常識」を若い世代に押し付けている企業あるいは上司たちも同様に。
「男同士の付き合いのあり方」が「女子」を締め出すことになっていることに気付きたいもの。

その点で「体育会系女子」が活躍している企業を選んだらどうかという「処方箋」は
これから「現場」に入っていく若い女子たちには参考になるのではないか。

働くスタイルがどうであろうと「好きに選べる」のがいいことに変わりはない。
「キャリア」を目指そうが「のんびり」であろうが同じこと。

それにしても「男子の女子に対するコミュニケーション能力のなさ」があらためて浮き彫りに。
せめて「愛嬌」くらいは確保しておかないとツライかも。

どうして「男子」はこうも「鈍い」のだろう。
やはり「できそこない」と思っているくらいが丁度いいのだとしておく。

もっとも「女子力の高い男子」もいるようなので
全体として「常識」がある程度そっちの方向へシフトするくらいが望ましい。

少なくとも会話をしていて楽しい相手でないと。
何より「おしゃべり」は「金のかからない娯楽」だから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする