晴れ。おだやか。
「金井美恵子エッセイ・コレクションⅠ 夜になっても遊び続けろ」を途中まで読む。
エッセイの中での著者はたいてい「不機嫌」で
その理由がどのように書かれるかが面白いところ(南方熊楠ばり)。
以前同じタイトルの文庫を古本屋で見つけて買ったはずだが
実家に戻る際にどこかへ行ってしまった模様。
本書は最近に至るまでその時々のエッセイを収録しているので
「味わい」はまた別になる。
こちらの勝手ながら「言われてみればなるほど」と思う視点が必ずあって
そこに「好きな映画」が加わるとさらに興味はさらに増すことになり。
「ハァ?」という「装置」として実にありがたい限り。
もちろんそれが「知性の基本」ではあるのだけれど。
「イメージ」を徹底的に排除するのは
「インチキな物語」のいい加減さを許せないから。
「目が強い人」だと言っておこう。
見たくないものは見ない「現代」においてその存在はますます貴重かも。
ただし案外「昔気質」なところもあって
「叙情」も見えたりする「アンバランス」があるのも確か。
少なくともある種の「年代」を生きた者の「特徴」はあって
その「複雑さ」がさらに魅力を増すあたりがいいところ。
「抽象」と「描写」の混ざり具合を「仕掛け」も含めて今後もじっくり楽しみたいもの。
とはいえ結局は文章が「快感」だったりして。
「好きは怖い 怖いは好き」。
著者の全作品を読み終わる日は来るのだろうか。
「金井美恵子エッセイ・コレクションⅠ 夜になっても遊び続けろ」を途中まで読む。
エッセイの中での著者はたいてい「不機嫌」で
その理由がどのように書かれるかが面白いところ(南方熊楠ばり)。
以前同じタイトルの文庫を古本屋で見つけて買ったはずだが
実家に戻る際にどこかへ行ってしまった模様。
本書は最近に至るまでその時々のエッセイを収録しているので
「味わい」はまた別になる。
こちらの勝手ながら「言われてみればなるほど」と思う視点が必ずあって
そこに「好きな映画」が加わるとさらに興味はさらに増すことになり。
「ハァ?」という「装置」として実にありがたい限り。
もちろんそれが「知性の基本」ではあるのだけれど。
「イメージ」を徹底的に排除するのは
「インチキな物語」のいい加減さを許せないから。
「目が強い人」だと言っておこう。
見たくないものは見ない「現代」においてその存在はますます貴重かも。
ただし案外「昔気質」なところもあって
「叙情」も見えたりする「アンバランス」があるのも確か。
少なくともある種の「年代」を生きた者の「特徴」はあって
その「複雑さ」がさらに魅力を増すあたりがいいところ。
「抽象」と「描写」の混ざり具合を「仕掛け」も含めて今後もじっくり楽しみたいもの。
とはいえ結局は文章が「快感」だったりして。
「好きは怖い 怖いは好き」。
著者の全作品を読み終わる日は来るのだろうか。