退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「透明さと清々しさ」について

2013-12-03 02:53:40 | Weblog
晴れ。今日もおだやか。

福岡伸一「生命と記憶のパラドクス」を読む。

週刊文春のコラムをまとめたもの。
そのせいかちょいと内容が淡泊にも思える。

今までにないものを出そうとしている「努力」もわかるが
もっとじっくりある程度の長さを持つものを書いた方がより魅力的。

せっかくの文章が今ひとつ輝いていない印象。
勝手な読者のリクエストに応えてもらえるとありがたいのだけれど。

この種の「透明さ」を初めて感じたのは繰り返すが北杜夫。
同じ「昆虫少年」として自らの特質を大切にしていただきたいところ。

音楽で言えば大貫妙子「夏色の服」のような。
「ガラス玉の冷たさと美しさ」をゆったりと感じさせてくれれば。

この感じに少し和風を加えると荒井由実「花紀行」。
もちろんこれまた勝手なイメージと連想に過ぎないのでよろしく。

さらに童話風になれば鈴木蘭々「キミとボク」に。
少年なのか少女なのかよくわからなくなって。

ついでにベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」など。
時代に関係ない「清々しさ」をあれこれと。

ある種の「ハーブティー巡り」のような気分か。
普段は頻繁に飲むわけでもないものの。

あまりの「猥雑さ」に疲れると
そうした「世界」で「洗濯」したくなることもなくはない。
コメント
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