退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「青春と欠片」について

2013-11-22 02:03:07 | Weblog
晴れ。冬用のスーツを着たらちょいと暑い。

本橋信弘「裏本時代」を古本屋で買って読む。

雑誌「スクランブル」の誕生から廃刊まで。
AV以前の「裏本」で儲けた村西とおるがスポンサーだとは知らなかった。

ちなみに「裏本」とはいわゆる「無修正もの」。
「AV以前の時代」ゆえにバンバン売れた事情があった模様。

著者は「非合法時代の共産党」に興味を持ったりするタイプで
ちょいと「時代が違う感じ」もあるのだけれど。

マリファナやコカイン、LSDまでキメる様子も描かれていて
いかにもな「時代」を感じさせる。

なるほど「活きのいい雑誌」というのはこうして生まれるのか。
ヤクザがらみの「裏の世界」もあれこれ。

「人間関係」に疎い著者がむしろ「純真」に見えるのは
「現実」を受け止めつつ「夢に生きている」からかもしれず。

その「負け方」に「華」を添えるのは
「噂の真相」元編集長岡留安則や竹中労、あるいは中森明夫など。

いやはやと言うよりない「青春」。
実に面白く読ませていただいた。

それとは別に。

仕事帰りにクインビーへ行く。

久方ぶりに料理を頼む。
そのせいか酔いが薄いまま帰宅。

地元の客が少ない代わりにネットか口コミで来るお客さんが多いらしい。
とはいえ夜の営業がさっぱりということなので心ある者は是非。

いつか一緒に飲むことがあるやもしれず。
まだ見ぬ友を待つともなく待つのもまた一興。
コメント
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