退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「自分勝手なこと」について

2013-11-19 01:55:30 | Weblog
晴れ。コートがちょうどいい。

昨日も寝てしまう。
再び「更年期」のせいにしておく。

青木健「ゾロアスター教」を途中まで読む。

「拝火教」のイメージが強かったものの
それは必ずしもこの宗教に限らない模様。

「世界の終末」を説いたもののそれが実現せず
その「後始末」として「救世主」を持ち出すあたりが面白い。

それがキリスト教を始めとする他の宗教に影響を与えたとのこと。
やはり人は「信じたいものを信じる」らしい。

「ピラフ」という言葉が「ペルシャ起源」だとは初耳。
ヨーロッパにとって中東は「ギリシャ・ローマ」を思い出させる「起源」でもあった。

そういえば評論家呉智英は自宅にかかってきた勧誘電話に
「自分はゾロアスター教だ」と答えて煙に巻いたと中野翠が書いていたっけ。

さて。

世界の複雑さと自らの無力ゆえに
人間は「宗教」という「処理装置」を作った。

要は自分が「納得」するためだとしたらずいぶん「都合のいい話」ではある。
「思い通りになること」はかくも大きなものか。

いっそ「素朴な自然信仰」の方が好ましいかも。
「敬虔さ」という意味ではむしろ清々しく謙虚。
コメント
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