もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

ムクのこと ~病気篇~

2018-04-23 09:58:19 | ムク太郎(むく)
さて、このようなわけで我が家の一員になったムクですが、
当初より体に、つまり健康面ではあれこれ問題がありました。

具体的には、胆泥(石)、腸ポリープ、そしてクッシング症候群。

一番気がかりであった胆泥は幸い、危機的な状況になることはなかったのですが、
後の二つも、最後の最後まで良くなることはなく、文字通り一生付き合うこととなりました。

まずは腸ポリープ。
一番最初に気づいたのは、排便時の出血。
おトイレの度にかなりの量の鮮血が出るではないですか!
しかも、その排便もスムーズにいかず、5分から、長ければ10分間も排便のポーズでうろうろと動き回る。
むろん本人も辛そうだし、便も柔らかくかなり調子が良くなさそう。
ですので大変驚き、元の飼い主に問い合わせたところ、
「それは痔です。昔からですので心配いりません。」
とのことであって、そうなのかとも思ったのですが、
その後薬を塗っても全く改善する様子がないので、くわしく検査をしたのですが原因は不明。
「ムクの下血?」参照)

ですがその後も相変らずのため何度か検査を受けなおし、
数年後その原因がポリープであると判明しました。
(もしかしたら、それ以前は小さくて見つけにくかったのか?)
とはいえ、その時すでにシニアと呼んでよい年齢になっていたので、
開腹手術に体が耐えられるかの不安と、術後の心配もあったため、
肛門の内側から引っ張り出せるポリープのみを可能な限り切除することにしたのです。
「ムクの手術」参照)

ついでに額にあったイボもとってもらったので…
IMG_6891.jpg
心痛の落ち武者ムクです…

ですがその甲斐あって、しばらくは快便生活が続き、絶好調に!

IMG_1529.jpg
喜びのザビエルムクで~す!

そんなわけで、ご機嫌さんでみんなと一緒に散歩に出れるようにもなりました。
IMG_1622.jpg
「わはははは~♪」

こんな感じで外見的には健康になったように見えてはいたのですが、
体の内部ではじわじわと病のダメージは蓄積されていたようです。
「ムクの病」参照)

実際、先ほどの手術の効果も数カ月しか持たず、
その後はまた以前通りの状態に逆戻りしてしまいました。
おそらく、切除後も新たなポリープが発生しているのだろうとのことでしたが、
そのつど手術するというのは、非現実的な話であったので、その後は投薬治療に。

そういうわけで、お散歩も歩調の合うシニアさんのプーが相棒となり、
歩く距離もどんどん短く、近所の公園などがメインになってきたのです。
「晩秋の散歩」参照)

またこのころになると目も耳もかなり悪くなっており、
近くによって声をかけても気づかずにいて、体に触れてはじめて気づくようにもなっておりました。
そうそう、このころから家でも表でもオムツを着用させておりました。

IMG_9174.jpg
「それは内緒にしてくれ~!」

とはいえ、本人はあまりそういう事を気にせず、いたってマイペース。
むしろ、弱るムクを気遣い甘やかしてくれるお母さんの腕の中が嬉しくてたまらないし、

thumbnail_CIMG6179.jpg
「うへへへ♪」

お散歩の距離や頻度が減ることが楽ちんで嬉しかったようですらあります。

IMG_2839.jpg
「ラクチ~ン♪」

だから、この子のこういう明るい性格のため、
私たちはその体内での変化に気づけず、
「こりゃ、まだまだ長生きするな♪」
とそう信じて疑いを持ちませんでした。

ですが、次第にそのムクの様子にも変化が出てきます。
これは病気ではなく、精神的な変化。
年と共に赤ちゃん返りするあの現象がムクの身にも起こってきたのです。
「夢見るムームー」参照)

これはまあ避けて通れないことなので、そう悲観することはなく、むしろ、
毒気が抜けて丸くなり、子犬みたいで可愛くなったと感じたほどでした。

ですがその後すぐさま起こったのが眼のトラブル。
もともと白内障であった眼が、今度は角膜に穴があき眼球破裂の恐れまで出てきたのです。
眼の状態(「ムクとお出かけ」および「ムクの眼」参照)

ですので、誤って眼をぶつけないように、
急きょ家の中であの子がぶつかりそうな場所にクッション材を括りつけたりなどと対応。

そう、まだこの時もムクは元気に動き回っていたのです。
眼こそ見えなくなったものの、器用に家の中を縦横無尽に。
しかも、なぜか、絶対「今はここに来てほしくない!」とそう思っている時その場所に、
タイミングよく(?)、迷わず一直線でダッシュしてくるから、
「もしかして、こいつ見えててわかってるんちゃうか?」
と、そう思ってしまったりもしました。

ほんと、そういう時のダッシュ力はかなりなもんで、
この時もやはり、
「こりゃ、まだまだ元気だよ♪」
と、そう思っていたのでした。

そう、実際あの日の朝も昼もそうだった程に…


つづく



今回はつらい話が多かったので、ムクにはご褒美を。

CA392609.jpg

お芋や野菜、果物なんかも大好きなムクでした。


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2 コメント

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Unknown (モッピ〜)
2018-04-24 12:00:38
夢みるムームー 何とも可愛らしいネーミングですね
人間でも痴呆になると周りは大変たけど本人は幸せ、、、なんて聞いたことがあります
確かにどこか痛いとか辛いとか、自由が効かないことや嫌なことにストレスを感じ過ぎたりするよりも 自分の世界で幸せに暮らすのも悪く無いと 私は思ったりします
なのでよく他の方の痴呆のワンちゃんのブログを拝見して 飼い主さんはストレスを感じて大変そうなのに ついついこの子は幸せなんだろうなぁ と勝手に考えたりしています
返信する
モッピ~さんへ (ひす)
2018-04-26 14:45:44
こんにちは。
そうなんですよ。
こちらのドタバタはさておき、
本人が、苦も無く平穏に過ごせるなら、それに勝ることはないですね。
だから、ずっと夢見ていてくれてよかったのに…

おそらく、どの飼い主さんもその思いは同じであろうなと思います。

いつもありがとうございます。
(*^人^*)
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