うちにはいろいろなストーブが、其れこそ売るほどありますが、
その中でも気に入ったものはいつでも眺められるように、
店のショーケースの中などに飾っております。
そのなかでも、うちに来る人の多く、
しかもほとんどがストーブの興味のない人が、
「これはなに?」
と興味を持つのがこのストーブ。
Ernst Hãhnel HAKA
実はこれは、第二次大戦前後にポピュラーだったアルコールストーブ。
でも、言われれば、確かにこれは変なデザイン。
というか、あまりなじみのない姿かたち。
でもよく見ると、何ら気をてらったわけではなく、
合理的で、ごくごく普通の形であることが分かります。
まず最初に目が行く、特徴的な真鍮の丸いのは燃料タンクで、
このように二を外して燃料であるアルコールをここに貯めます。
思いのほか大容量なので、結構長時間使えそう。
で、そのタンクの下を覗くと…
このように燃料チューブが伸びており、中には長いスピンドルが刺さっております。
ということはつまり、火力調整も、消火も容易だってことだから、
初心者でも非常に扱いやすいってことですね。
で、タンクと反対側にあるノブを回すと、チューブ内に燃料が流れ出し、
それが下側のバーナー部にあふれ出るから、それに点火。
すると、その熱ですぐ本燃焼に入ります。
ゴトクが低く、広いのでとても安定しているから、
大きなやかんなりお鍋なりをのっけてもへいっちゃら!
あとはのんびり、煮炊きできるのを待つだけ。
さて、このようにこのストーブはほかの一般的なアルコールストーブと違い、
非常に便利で扱いやすくはなっておりますが、
反面、お大振りで、持ち運びにはやや不便な構造になっております。
つまりそれの意味するところはといいますと、
これは山行などで背中にしょってく携帯ストーブというよりはむしろ、
一般家庭での副次的な調理(もしくはキッチン以外での湯沸かしなど)が主目的で、
アウトドアでの使用も、徒歩でこれを持ち歩きそして使用するといったものではなく、
自動車などに積み込み使用する、
ある意味優雅なピクニックなどそういう使われ方をされていたんだと思います。
さて、今回このストーブを紹介したのにはちょいとしたわけがありまして…
先日いつものようにブログの更新をしておりましたらば、
いつも出てくる広告のバナーにやけに見慣れた形状のストーブが!
(つまり、このストーブね♪)
しかも、そのセールスコピーが、
「新しいデザイン アルコールストーブ」
と、あるではないですか!
(リンク先に画像あり〼)
ですので思わず、
「新しいか?!これが??!」
と、つっこみを入れてしまったのです。
だってこの手は第二次大戦時に一般的だったものだったから、
デザイン自体は、おおよそ7~80年ほど前のもの。
とはいえ、その後姿を消したから、今ではもう初めて見る人がほとんど。
おまけに、前述のように興味のない人の目まで惹くほどにユニークなデザイン!
そういう意味では、確かに「新しいデザイン」と言えなくもない。
こういう風に、昔のデザインが今になって見直され、
ほぼ復刻に近い形で製造販売されるってことは、
ある意味、「温故知新」?
というか…
時代が、優雅に、そして余裕をもってアウトドアを楽しむ風に変化したのか?
もう今どき、大きなザックにきゅうきゅうに荷物を積み込み、
小さなストーブと小さなコッフェルのセットですべての調理を賄う、
そういうのは少数派で、ほとんどのアウトドア派と呼ばれる人々は、
大きな車に、たくさんの道具を積み込んで、余裕をもって楽しむんだろうな。
最後にこのストーブの素性なんですが…
譲ってくれた方は、ドイツの「Ernst Hãhnel」 のものだと言ってました。
確かに裏にはドイツ製を示す刻印がある。
「HAKA」 これが多分モデル名と思われます。
いったいどういう意味だろう?
ラグビーの試合前に見るあの踊り?
どなたかご存知であればお教えください。
その中でも気に入ったものはいつでも眺められるように、
店のショーケースの中などに飾っております。
そのなかでも、うちに来る人の多く、
しかもほとんどがストーブの興味のない人が、
「これはなに?」
と興味を持つのがこのストーブ。
Ernst Hãhnel HAKA
実はこれは、第二次大戦前後にポピュラーだったアルコールストーブ。
でも、言われれば、確かにこれは変なデザイン。
というか、あまりなじみのない姿かたち。
でもよく見ると、何ら気をてらったわけではなく、
合理的で、ごくごく普通の形であることが分かります。
まず最初に目が行く、特徴的な真鍮の丸いのは燃料タンクで、
このように二を外して燃料であるアルコールをここに貯めます。
思いのほか大容量なので、結構長時間使えそう。
で、そのタンクの下を覗くと…
このように燃料チューブが伸びており、中には長いスピンドルが刺さっております。
ということはつまり、火力調整も、消火も容易だってことだから、
初心者でも非常に扱いやすいってことですね。
で、タンクと反対側にあるノブを回すと、チューブ内に燃料が流れ出し、
それが下側のバーナー部にあふれ出るから、それに点火。
すると、その熱ですぐ本燃焼に入ります。
ゴトクが低く、広いのでとても安定しているから、
大きなやかんなりお鍋なりをのっけてもへいっちゃら!
あとはのんびり、煮炊きできるのを待つだけ。
さて、このようにこのストーブはほかの一般的なアルコールストーブと違い、
非常に便利で扱いやすくはなっておりますが、
反面、お大振りで、持ち運びにはやや不便な構造になっております。
つまりそれの意味するところはといいますと、
これは山行などで背中にしょってく携帯ストーブというよりはむしろ、
一般家庭での副次的な調理(もしくはキッチン以外での湯沸かしなど)が主目的で、
アウトドアでの使用も、徒歩でこれを持ち歩きそして使用するといったものではなく、
自動車などに積み込み使用する、
ある意味優雅なピクニックなどそういう使われ方をされていたんだと思います。
さて、今回このストーブを紹介したのにはちょいとしたわけがありまして…
先日いつものようにブログの更新をしておりましたらば、
いつも出てくる広告のバナーにやけに見慣れた形状のストーブが!
(つまり、このストーブね♪)
しかも、そのセールスコピーが、
「新しいデザイン アルコールストーブ」
と、あるではないですか!
(リンク先に画像あり〼)
ですので思わず、
「新しいか?!これが??!」
と、つっこみを入れてしまったのです。
だってこの手は第二次大戦時に一般的だったものだったから、
デザイン自体は、おおよそ7~80年ほど前のもの。
とはいえ、その後姿を消したから、今ではもう初めて見る人がほとんど。
おまけに、前述のように興味のない人の目まで惹くほどにユニークなデザイン!
そういう意味では、確かに「新しいデザイン」と言えなくもない。
こういう風に、昔のデザインが今になって見直され、
ほぼ復刻に近い形で製造販売されるってことは、
ある意味、「温故知新」?
というか…
時代が、優雅に、そして余裕をもってアウトドアを楽しむ風に変化したのか?
もう今どき、大きなザックにきゅうきゅうに荷物を積み込み、
小さなストーブと小さなコッフェルのセットですべての調理を賄う、
そういうのは少数派で、ほとんどのアウトドア派と呼ばれる人々は、
大きな車に、たくさんの道具を積み込んで、余裕をもって楽しむんだろうな。
最後にこのストーブの素性なんですが…
譲ってくれた方は、ドイツの「Ernst Hãhnel」 のものだと言ってました。
確かに裏にはドイツ製を示す刻印がある。
「HAKA」 これが多分モデル名と思われます。
いったいどういう意味だろう?
ラグビーの試合前に見るあの踊り?
どなたかご存知であればお教えください。