ゲレンデから撮ったサンクリストフです。
サンクリストフの正式名称は、『サンクト・クリストフ・アム・アールベルク』。
「アールベルク峠にある」という意味を持つ「アム・アールベルク」は略され、通称は『サンクト・クリストフ』です。
サンクト・クリストフはサンクト・アントンとは別の村かと思っていたら、サンクト・アントン村内の一地区でした。同じ村内ということで、バスに乗るとサンクト・アントンとサンクト・クリストフ間は無料でした。
サンクト・クリストフといえば『ブンデススポーツハイム』。
現在の『スキーオーストリアアカデミー』です。
写真の左下にある近代的な建物が、スキーオーストリアアカデミー。
オーストリア国内では、サンクト・クリストフは14世紀にハインリッヒ・フィンデルキンド(サンクト・アントンで撮った木像の主)が建てたホスピスも有名のようです。
スキーオーストリアアカデミー前の道路を挟んだ反対側に、現在のホスピスと聖クリストファー礼拝堂があります。
もう一つ、知る人ぞ知る驚異のワインセラーを有する『ホスピスアルム』があります。
村里さんに教えていただき、初めて知りました。
3月10日の夕方、ホスピスアルムのワインセラーを見学してきました。
ホスピスアルムは玄関から中に入ると、ありふれた賑やかなレストランといった感じでした。
村里さんが店の人と話をして案内されたワインセラーの入り口。
ワインセラーには、あらかじめ予約をしないと入れません。
ここから、何か凄いものがありそうな予感が・・・。
案内された部屋に入って、「オー!」と思わず驚きの声が。
天井から足元付近の壁まで、ワインが並べられていました。
全てボルドーワインで、なんとヨーロッパで最大級のワインセラーだそうです。
さらに奥の部屋へ案内されると、円形の室内がワインに覆われていました。
「ホオー‼」と驚嘆の声が出るだけで、ほかに言葉が出ませんでした。
別室にて有料で試飲ができるということで、村里さんから「僕が半分負担するから1本〇万円のワインを飲もう。」という提案が。
皆さんは目を輝かせながら村里さんの提案に乗りましたが、下戸の私は頑なに「結構です。」と飲むのを断っていました。
しかし、村里さんに「そんこと言わないで少し飲んだら。」と説得され、そうすることに。
飲むというかなめる程度でしたが、複雑な味わいがするワインでした。
めったに飲めないすこぶる美味なワインを堪能して、皆さんとてもご満悦でした。
サンクト・アントンの人通りがほとんどない街の片隅で、何気に見かけてたまたま撮った木像があります。
木像について調べると、『ハインリッヒ・フィンデルキンド』という人物であることがわかりました。
そしてその木像が、サンクト・クリストフのスキーオーストリアアカデミー前で単に綺麗だからと撮影した建物(ホスピスと聖クリストファー礼拝堂)に繋がり、今その偶然に面白みを感じています。
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