地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

2010-08-16 23:14:45 | トルコ語

Deniz(デニズ)

トルコの海と言ったら、それはもう、歴史も逸話もあり過ぎて、何をどう書いたらいいのか、それこそ、気持ちばかりが先走ってしまう感じである。
実際、トルコで見た海は、重く、語りかけてくる感じで、「わ~リゾート!」という気持ちにならなかった。
もっとも、トルコは大きな国なので、海もいろいろ。リゾート的なところへ私が行かなかったという事もある。
地中海、エーゲ海、黒海と、その名を聞く限り、太陽にきらめく美しい海を、いくらでも彷彿とさせる事が出来る。
そして、トルコの玄関口イスタンブールの前には、マルマラ海という、小さな内海もある。
トルコのヨーロッパとアジアを隔てる、ボスポラス海峡。そこを通る、金角湾。名前の通り、角様に補足ちょっと湾曲した湾であるが、トルコ語からの訳ではなく、英語からの訳らしい。
トルコ人はただ「入江(Haliç)」と呼んでいる。こういう、芸がない言い方は、やっぱりもともとイスラームの国だけあると思ってしまう。アラブで「ここの沙漠は、何というのですか?」と聞いたら「サハラ」と返事が返ってきたので「サハラ砂漠」と、日本では言っているが、何のことはないサハラが「沙漠」の意味である。特に名前がないという事が珍しくないのである。

実はトルコでゆっくりと海を見られなかった。
イスタンブールで海を見ながら鯖サンドにありつく…は、日本人がトルコでやってみたいことの一つかと思う。私は相変わらず、マンホールだの、墓地見学だのといった、人があまり見ないようなものに気を取られ、ガラタ橋のたもとへはたどりつかなかった。
次に行ったら、鯖サンドを片手に、金角湾を堪能する予定である。[a]



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2 コメント

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Unknown (miriyun)
2010-08-21 16:39:41
住んでいる方は見慣れているので、リゾートとか考えられるのでしょうが、たまに行く私にとってはやはり歴史の街です。
 偉大なビザンチンの遺物を片目に見ながら、それを学びモスク群を建てていったスルタン、そして、ここを中心に展開された物流と外交~~歴史そのものの渦巻く街で簡単には味わいつくせませんね。
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miriyunさん ()
2010-08-23 21:46:12
周りで「リゾート」、「リゾート」とうるさいので、どうも少し出てしまったようで(笑)
リゾートには私も無縁。静かに歴史に思いをはせるのに、トルコの海はもってこいです。
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