Pluie(プリュ)
冬の地中海は雨が多い。地中海寄りに旅する時は、防寒具と傘が必需品であるが、日本人はどうしても地中海=暑いと考えてしまう。
エジプトでは雨もほとんど降らない2月、チュニジアはまだ傘が手放せない。一日中降っていることはなくても、チュニスあたりだと「ほとんどずっと降っている」事もある。
日本人的には、一度降り始めた雨がずっと降っている事に違和感はない。
しかし、欧米からの旅行者は、雨と言えばスコールのイメージが強いのか、ランチボックス片手に、「早くやまないかな?止んだら海を見ながらでランチにしたいんだ」と、所在無げに、雨宿りする姿をそこここで見かけた。
私はと言えば、雨宿りの時間こそがランチタイム。博物館のベンチなどで、弁当を広げていた。苔むした、潮にやられたすかすかで、じめじめの岩の上に座ってランチなんてとんでもない!
こういうところに国民性が現れるものだとつくづく思った。
ありんこ日本人は、時間を有効活用。 のんびりバケーションと、シチュエーションには命をかける人々は、どんなに寒くとも、濡れようとも、海をごちそうにする事を決してあきらめない。
写真は、雨が通過した所。 マハディアの要塞を見ていたら、突風に乗って雨雲がやってきた。
カンカン照りがにわかにかき曇り、雷鳴とともに、バケツをひっくり返したような雨。
そして、超特急で過ぎ去っていった。
海の向こうに見える黒い筋が雨。
後には、二本の大きな虹がかかった。その向こうで、ゴロゴロ、バシャバシャ雷様のご一行がかけぬけていく姿が、水平線の向こうへ消えて行った。
こんな雨ばかり経験していたら、確かに傘は無意味だし、必要ない。
私もそのうち、雨で日本人を感じなくて済む日が来るのだろうか?[a]
ギリシャ涙雨エジプトぽたぽたスペインばしゃばしゃ英語で唄って、雨の地球散歩はいかが?
今年も一年ありがとうございました。
また来年もいっしょに散歩してくださいね!
その点、ヨーロッパ人は濡れても平気で傘なしで歩いてる人が多い。
私も今はヨーロッパ人化して、多少の雨なら傘は持たずに出かけます(傘をあちこちに忘れてくるので不経済と言う理由もあり…笑)。
夏は雨が殆ど降らないギリシャでも、冬の間はかなり降ります。
それでもギリシャ=太陽と思いこんでいる観光客は傘をスーツケースに入れ忘れ、現地で買うことになってしまいます。
雨が通過する風景…好きです。
雨が多いノルマンディでは頻繁にこんな風景に出会います。
あ、あそこは雨が降ってるな、もうすぐ雨ゾーンに突入だなって思いながらドライブするのも楽しい!
今年も1年地球散歩に連れて行って下さってありがとうございました。
来年の散歩も楽しみにしています。
良いお年をお迎えください!
東京はとてもいい天気です!
日本に来た外国人に注意するのですが、「禿げてもいい?」酸性雨なので傘を差さないとはげるわよというと、みんな差すようになります。
私も雨にぬれるのが結構好きなので巣が日本の雨はねえ。
こういう、雨の通り過ぎるのを見るのは楽しいですね。
いつも楽しいコメント私たちの励みになっています。どうぞ、今年も一緒に散歩してくださるのを、手を広げてお待ちしております!
タヌ子さんにとって、素敵な一年のまくあけでありますように!