Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

交通事故は加害者も不幸にする

2020-04-26 16:59:22 | Weblog

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もう30年も前の話になりますが、小生がサラリーマンだったころ、
会社の同僚がバイクの事故で死亡しました。
マジメを絵に描いたような男で、唯一最大とも言える趣味がバイクでした。
もちろん、暴走行為などとは縁の無い、健全なライダーでした。

事故が起きたのは雨の夜。
会社からバイクで帰宅する途上、30代の女性が運転する軽自動車に巻き込まれたそうです。
後日聞いたところ、
その女性(加害者)は、雨が降り始めたためご主人を駅まで迎えに行く途中だったそうで、
慌てていて左側の安全確認を怠ったという話でした。
あるいは、確認したつもりでも、「雨」の「夜」なので、見えにくかったのかも知れません。
死んだそいつが紺色の雨合羽を着ていたのも、輪を掛けてまずかったのではないかと思います。

損害賠償は保険で遺族に支払われたようですが、それは民事(お金)の話。
加害者には民事責任のほかに、刑事責任と行政処分が課せられます。

死亡事故であれば、当時は刑法の「業務上過失致死罪」に該当し、
「7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」であったところ、
その女性ドライバーは、幼い子供がいることも配慮されたか、逮捕されませんでした。
また、交通刑務所へも入らずにすんだという話を聞きましたので、
在宅のまま起訴されて、
罰金刑か、懲役でも執行猶予付きの判決が出たものと推量されます。

行政処分については、直進していたバイクを巻き込んだということなら
重過失死亡事故の「20点」になり、一発で免許取消、しかも1年間は再取得できません。
もっとも、人を死亡させてしまったら、そのトラウマで
1年どころか一生ハンドルを握れない人もいるくらいです。

ところで、事故の瞬間、その車に子供は乗っていなかったのでしょうか。
事故そのものを目撃したり、あるいは事故に動転している母親を見たりして、
ショックを受けていなかったでしょうか。
そんなことまで知る由もないのですが、加害者の子とは言え心配です。
元気に育ったことを願っています。

それにしても、事故を起こすと、
(被害者や家族・遺族が気の毒なのは言うまでもありませんが)
加害者までもいろいろな面で不幸にしてしまうものです。

車は凶器にもなりうることをくれぐれも忘れずに、
注意して運転しましょう。


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