
今夜は皆既月食。
東京でも“赤黒い月”が見られるのを、今から楽しみにしています。
ところで、夜の運転は危険ですね。
暗いから危ないのは誰しも本能的に理解できますが、
なぜ夜間運転が危険なのか、
今夜は少し真面目に考えてみることにします。
夜の運転が危険である理由の第一に、
「景色が見えないこと」が挙げられます。
まあ当たり前すぎる話なのですが、
では、景色が見えないと、どう危険なのでしょうか。
まず、情報の絶対量が少ないので、危険予測がしにくいですね。
例えば、路地から歩行者が飛び出して来そうなのが分かりにくいとか、
自転車がふらつきながら走っているのに直前になって気が付くとか。
加えて、ヘッドライトによる横断者の“蒸発現象”など、
夜間に特有の危険もありますね。
また、景色が見えないと、距離感がつかみにくくなります。
信号までの距離とか前車との車間距離とか。
そして、「距離感がつかみにくい」ということは、
「スピード感がつかみにくい」ということにも通じます。
さらに、夜は道がすいているせいか、
スピードを出す車が多くなるのも、また別の意味で危険だったりします。
第二には、「ドライバー自身の問題」が挙げられます。
夜間は視力の低下が見られると言われます。
特にコンタクトレンズの人やレーシック手術をした人は要注意だそうです。
また、夜の運転は、昼間よりも神経を使うので、より疲れやすくなります。
オランダ・ユトレヒト大学の実験によれば、
夜間2時間の運転で、飲酒運転並みの操作ミスが出現したとのことです。
そうでなくても、多くの人は昼間の仕事で既に疲れていることもあって、
自ずと“漫然運転”になりがちで、
ともすれば、居眠り運転のリスクすら高まります。
運転の基本動作は
「 認知 → 判断 → 操作 」でしたね。
その「認知」と「判断」において、夜は鈍ってくるということです。
これは、“飲酒”や“携帯電話”の危険性を説明するときに使う図式と同じです。
そう言えば、その“飲酒”や“携帯電話”のドライバーが夜になると増えるのも、
夜間運転が危険であることの第三の理由として挙げられるでしょう。
どうしても夜に運転しなければいけない事情のある方もいるとは思いますが、
(小生もその一人ですが)
夜の運転がこんなに危険だらけであることは、認識しておきましょう。
※当ブログは「人気ブログランキング」[「自動車(運転技術)」,「自動車(全般)」,「資格受験」の3つ]に参加しています。
2011/12/10 19:30現在、自動車(運転技術+全般)カテゴリーでは、第13位です。
皆さんのご支援に感謝するとともに、引き続き1日1クリックの応援をお願いいたします。
↓
人気blogランキングへの投票
(クリックしていただくと、当ブログにポイントが入り、ランキングページが開きます。)