ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

無用庇複合型

2010年10月30日 | トマソン


これも松本で発見したものだ(それにしても宝庫だ)。始めは、この(二階の)壁の矩形の組み合わせが現代美術していると思い撮った。確かに、これだけでも充分個性的である。実際何故こうなったかは、非常に興味ある点であるのだが、ただ、如何せん二階でアップに出来ないので、その質感が今ひとつ伝わってこないところが残念な点であった。しかし、パソコンでその画像を見てみると、大事なところを見逃していることに気付いた。庇が「無用庇」であったのだ。現代美術の方に目が行っていて気がつかなかったのだ。危ないところであった。それに更に更に、一部原爆タイプ(これも不思議)のようなものまでも見えるではないか。かなりの実力を秘めた壁であったことが、これではっきりした。これだけの複合型はもう逸品と言っても良いのではないだろうか。もう一度言うが、危ないところであった。油断は禁物。日常に潜む潜む世界の亀裂を見た思いであった(嘘です)。
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