ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

コラージュ箱Ⅱ

2010年10月28日 | Weblog


前回の「コラージュ箱」だが、コラージュした箱だから「コラージュ箱」と勝手に命名して書いたつもりだったのだが、既に世の中では、この「コラージュ箱」というのが確立されたものであることが検索した結果分かった。最早工芸の一手法といったものになっていたのだ。それ用のテープまでもあり、誰でもがその基本に沿って貼っつければそれなりのものが出来てしまう世界であったなのだ。まあ確かに表現方法としては新しいわけでもなく、一般に認知された手法ということになるのだろうが、個人的には、そういうものとは違うぞという意識があることは否定出来ない。

陶芸でも写真でもそうだが、誰にでも出来るものはその門戸の広さに比例して出来上がったものの数は膨大。玉石混交が常態なので、見る目を養わないと良い物の判断は難しい。結構有名なものでも、ええーっと思うものは多い。しかしこれも、元々絶対的基準などなく、殆んどは売れ筋であるかという基準が優先する世界なので、別段不思議な話でもない。これも、経済原理優先というやつである。売れ筋=良いもの、と必ずしも言えないのは、日々いろんなもので実感することである。
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