ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

松本 蔦の街Ⅳ

2010年10月18日 | Weblog


蔦シリーズ第四弾(取り敢えず終わり)。
今回の蔦は単独で見るとトトロの森のように見えなくもない。しかし、横の建物全体の中で見ると何故か今ひとつの印象与える(下の写真)。ところがこれが枯れて、しかも更に汚いものが横に並ぶと、ある調和を保ち奇跡的な作品に生まれ変わることがある。それが上の写真である。この汚さは尋常ではないが(ダーティービルとは別物件)、枯れた蔦、くたびれた外壁材、汚れた壁と三者が並ぶとこのような奇跡を生むのである。

今回、その汚れた壁が、綺麗に補修されていてがっかりしてしまっった。これでは単なる小奇麗な壁ではないか。何ら感動を与えない。一応以前の構造に合わせた模様になっているが、あの壁あってのあの陰影と汚れである。不気味であるとか、汚すぎとか悪評があったことは想像に難くないが、真に残念なことである。最後に一つ、同じ車が同じ位置に止まっていた。
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