ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

La Chinoise

2006年12月23日 | 映画


先日駄目にしたヴィデオ「女は女である」を貸してく
れたT君が来た。
これこれこういう理由で駄目にしてしまった、と経緯
を話すと「いいですよ、どうせ見ないし」と暖かいお
言葉を頂戴した(半ば予想はしていたが)。
そして徐に同じくゴダールのヴィデオ「中国女」を差
し出した。

ゴダールにそれ程興味のないT君が、何故それを所有
しているのかがまず不思議なのだが、聞くと自分で買
ったという。
海賊版でも無さそうだから結構したはずなのだが、そ
ういうヴィデオとかCD(大のプログレ好きで、こち
らも、CANなどというグループはT君に初めて教え
てもらった)には、気軽に投資するのがT君である。
それで普段は、お金が無いとぼやいている。
こういう人は、必ず周りに一人や二人いるのではない
だろうか。

そんな彼の一番は音楽なのだが、映画も、広くはない
が、変にカルト系とか芸術系を知っていたりする。
何でもデレク.ジャーマンの「カラヴァッジョ」が好
きらしい。
一応断っておくが、彼は決して「おすぎ系」の人間で
はない。
まあ、そんな彼の映画的興味が、何かの拍子に一時ゴ
ダールに向かってこういうことになったのだろう。
そしていざ見てみると、彼にとっては面白いものでは
なかった、でそういうものに興味があるこちらに回っ
てきた、ということなのだろう。

「中国女」は見たことあるが、ありがたく頂戴した。
しかしデッキをどうするかが問題だ。
今更ヴィデオデッキを買おうという気は無いし、大体
売っているのだろうか。
ヴィデオテープは、ほっとけばどんどん劣化する。
DVDにダビングするべきなんだろうな、とは常常思
っている。
そうなるとヴィデオデッキ付きDVDレコーダーを買
わなくてはならない。
うーむどうしようか。
同じくT君の音楽仲間が、「ドンキホーテ」に安いのが
売っているという情報をもたらしてくれたが。
おいおい考えるとするか。
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