ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

スタッドレス

2006年12月15日 | Weblog
この時期、当地は普通タイヤからスタッドレスに変え
なくてはならない。
大体、雪が降ってあわてて変えるのだが、今回は珍し
く余裕を持って作業に取り掛かった。
しかし、取り掛かったまでは良かったのだが、その後
がすんなりいかない。
なかなか順調に終わらないのだ。
本来なら、三十分もあれば終了するのだが、今回は結
局二時間もかかってしまった。

まず、タイヤのビスがすんなり外れないというアクシ
デントが立ちはだかった。
十字レンチというやつで外すのだが、何度蹴っても、
うんともすんとも言わないビスが数本。
一本目のタイヤだけはどうにか取り替えられたのだが、
その後のタイヤは、全て頑固なビスによって中断を余
儀なくされた。
あまりに蹴りすぎて、仕舞いにはキック力そのものが
なくなり、ほとほと疲れ切ってしまった。
もうどうにもならなくなり、これは専門家に任せるし
かないなと思い、車屋に行った。
そこで、ビスだけちょっと緩めてもらおうと思ったの
だ。
車屋の小父さんに説明すると、そういう時はレンチの
柄を長くしないといけないと言う。
つまり、力点までの長さを調整ということだ。
確かに、力学的にも正しい。
当たり前のことだが、どうしても今ある道具に固執す
るのが人間の常で、結局無理無理の作業を繰り返し、
徒労に終わるという、なんともな同じような結果をむ
かえてしまう。
少しは工夫しろよということなのだ。

で、どうするかというと、鉄パイプをレンチにかぶせ
長くするのだ。
ということでそのパイプを借りてきて、再び作業開始。
流石に専門家、あとはすんなり外すことが出来た。
しかし、その頃には雨に降られるというありがたくな
いおまけ付だ。
ったくもう、と心の中でぶつぶつ言いながらの作業も
どうにか終わり、改めて最後に付け替えたタイヤに目
をやると、何やらへこんでいるではないか。
いやな予感。
ちょっと確認のため車を動かす。
タイヤを見る。
完全にぺちゃんこ。
オーマイガー。
そして、トホホな気分で折角付け替えたタイヤを、一
本だけノーマルタイヤに戻す。
かくして二時間の作業は、こんな不完全な形で終了と
いう、大変不本意な結果となってしまった。
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