小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

12月定例会:2日目

2008年12月11日 | 議会活動報告
定例会2日目です。
昨日は補正予算案、今日は庁舎建設基金と役場の機構改革が議論の中心です。

庁舎建設計画について、現時点で役場調査の建設位置、規模、時期が決まっている訳ではありません。
現在の役場を将来的に建て替える(大規模改築も含む)計画があることを、今回、町民に正式に宣言したものであると理解すべきものです。

私からは、財政が厳しい中、しかも今まさに道州制など地方の統治機構の仕組みについて議論がなされている中にあって、役場庁舎の建設については、他の場所に立派な庁舎を建設するという案ありきで進めるのではなく、既設の庁舎の隣に別館を増築し既設部分の大規模改修と併せて行うプランなども含め、町民の関心事でもあることから、町民と一緒に考えていく取り組みをすべきであるとの意見提起をしておきました。

12月定例会:初日

2008年12月10日 | 議会活動報告
12月定例会の開会です。
本会議が開かれて、議案の上程、町長の提案理由説明などいつもの手順で会議が進行していきます。
今日から理事者席には日村副町長と永登教育長の姿もあり、これまでの野瀬町長の孤軍奮闘という雰囲気から、重厚な布陣に様変わりしました。
我々、議会もしっかりと取り組んでいきたいと思います。

12月定例会では主に次の項目が議論のポイントになります。

1点目は地域医療問題です。
今年10月に社会保険高浜病院が、独立行政法人年金・健康保険福祉施設生理機構に移管され、今後2年以内に新たな所有者を模索する段階となりました。
町はこのことを注視しつつ8月から「地域医療ワーキンググループ」を設置し、今後の高浜町の地域医療体制を議論してきたました。このワーキングの提言が出るのは今月末頃になりますが、高浜町としてどう対応していくべきかについて。
また、福井大学医学部に寄付行為を行って、福井大学地域医療システム学講座(仮称)を開設する計画にありますが、こうした取り組みについての議論も必要です。

2点目は機構改革です。
平成21年4月発足で役場組織を「重複する業務の効率化」「横断的連携事業の推進」「職員資質向上」などの視点で大胆に再編成します。この機構改革について、高浜町課(室)条例の改正案として議会提案されています。機構改革の内容についての議論も必要です。

他にも、補正予算案として、内浦地区の学校統廃合に伴うスクールバスの運行に向けた総額9千1百万円の債務負担行為(*)の設定、高浜町役場の建設に向けた「役場庁舎建設基金条例」の設置など、議論すべきテーマは盛りだくさんです。
しっかりと取り組んでまいります。

(*債務負担行為とは、議会の議決により、予算の内容の一部として契約等で発生する将来の一定期間、一定限度の支出負担枠を設定すること。)

【議会報告会】
夜、私の議会活動にご支援いただいている関電労組高浜地域会の総会がありましたので、挨拶を兼ねた議会報告をさせていただきました。(写真)
議会報告では上記の12月定例会の議論のポイントの内容紹介と私の一般質問の内容を中心に報告させていただき、参加者からの質疑等についてもお聞きすることができました。

障がい者の家族のみなさんとの意見交換会

2008年12月08日 | 活動日記
現在、高浜町では障害福祉計画の策定作業を進めており、私は策定委員長を務めております。

今夜は、この障害福祉計画策定委員会の取り組みの一環として、障がい者のご家族9名を保健福祉センターにお招きしてご意見をお聴きする機会を持ちました。
始めに私から挨拶で本日の趣旨を説明して、その後、約1時間半にわたって熱心に意見交換をしていただきました。以下にご意見のいくつかを紹介します。

・保健福祉センターでの「喫茶ヒコーキ」や「日中一時支援サービス」の開始など、少しずつ障害福祉の環境は整いつつあるが、これら対策は一時しのぎの感がある。抜本的な対策を望む。
・以前、役場の障害福祉の相談窓口の対応の悪さを指摘した。最近はかなりよくなってきたが、まだ他課との連携など不充分な面もある。障害福祉の総合窓口の開設を望む。
・高浜町の障害福祉のスタンスを知りたい。これから高浜町は、障がい者が町で暮らせる環境を整える気持ちがあるかないかを決めて欲しい。無いなら他の町で住まわせる決断をしなければならない。
・授産作業所、ケアホーム、グループホーム等の整備を強く望む。現在、養護学校に通っているがまもなく卒業を迎えその後の進路がない。授産作業所を急いで欲しい。
・とにかく悩みを相談できる環境を整えて欲しい。特に就学前の子どもを持つ母親はどうしたらよいのか切実な悩みを抱えている。こうした相談サポート体制の充実も急務である。

皆さんのご意見を聴き、まずは、相談窓口の充実、そして働くところ、住むところ(将来、親元を離れた後)の確保に尽きると感じました。

意見交換の中で、ご家族の中からは、自分たちで解決できる課題については一致協力して取り組んでいこうとの意気込みも強く感じられました。

他市町と比較して立ち遅れが目立つ高浜町の障害福祉の現状ですが、これを少しでも向上させることに寄与できる計画づくりに取り組んでいかなければならないと感じた次第です。


一般質問の原稿書き

2008年12月07日 | 活動日記
【浜の清掃】
朝、和田浜の清掃奉仕活動に参加しました。
先日(12月5日)の和田観光協会総会後の懇親会で、来賓として出席いただいていた日村副町長に「和田浜の魅力は一年中、清掃が行き届いていること。シーズンオフの冬にまで会員総出で浜の清掃にいそしむのは和田だけ」といった話しを会員がされていて「副町長もぜひ参加を」との話しが本当になって、今日は日村副町長も浜の清掃に参加されました。
いつもこまめに清掃している浜ですから、約2時間の清掃ですっかり綺麗になりました。

【海浜組合役員の引継ぎ】
浜の清掃終了後、海浜組合の新旧の三役が集まって、事務の引継ぎを行いました。
これで和田観光協会の理事と共に海浜組合の事務局も退くことになりました。

【一般質問の原稿書き】
午後は、自宅で一般質問の原稿書きをしました。
少し質問の項目を欲張りすぎたかもしれません。なかなか筆が進まないといった感じですか。

歳末たすけあい募金など

2008年12月06日 | 活動日記
【一般質問の原稿】
午前中、自宅で一般質問の原稿を書きました。高浜町議会の定例会は日程がきつく会期中にほとんど休会日がありません。毎日、会議が続きますので体力的に少し厳しいのです。従って、会期に入る前に出来るだけの準備をしておく必要があります。
一般質問の原稿書きは、この土、日が勝負です。

【歳末たすけあい募金】
午後3時過ぎから、サニーマート前で関電労組高浜支部が実施する「歳末たすけあい募金活動」に参加しました。(写真)
天気は良いのですがとにかく冷える。もう少し厚着をすべきでした。

【一瀬県議の副議長就任を祝う会】
おおい町の体育館で開かれた「一瀬県議の副議長就任を祝う会」に出席しました。
広い会場を埋め尽くす多くの出席者で賑わっていました。

【和田地区委員会忘年会】
和田地区委員会の忘年会に途中から出席しました。
区長さんはこれで最後ということで、やれやれといった開放感の中での宴会です。
副区長はいよいよ来年は区長。少し重苦しい雰囲気はありますが「まあ、何とかなるさ」ということで、これも楽しい酒が飲めました。昨日に引き続いて2次会に参加。少し疲れました。

議会運営委員会など

2008年12月05日 | 活動日記
【議会運営委員会】
12月定例会の日程を決める議会運営委員会に出席。
定例会日程は以下の通り決まりました。

(12月定例会日程)
10日:本会議(議案上程)、全員協議会(議案審査)
11日:全員協議会(議案審査)
12日:本会議(一般質問)
15日:本会議(一般質問、補正予算採決)
16日:総務産業常任委員会
17日:厚生文教常任委員会
18日:原子力対策特別委員会、地域医療対策特別委員会
19日:全員協議会(委員長報告)、本会議(議案採決)

【若狭和田観光協会総会】
午後、和田公民館で開催された若狭和田観光協会の総会に出席。
平成20年度の事業報告と会計報告、平成21年度の事業計画と予算など全ての議案が原案通り承認されました。
私も観光協会理事として2年間務めてまいりましたが、今年で任期が終了しました。思い返せば、若狭和田ライフセービングクラブの発足に少しだけタッチさせていただいた以外はあまりお役に立てなかったように思います。

夜は、総会に引き続いて懇親会がありましたので出席しました。2次会も含め少し飲みすぎました。

一般質問通告書

2008年12月04日 | 一般質問
12月定例会の一般質問通告書を提出しました。

最近、忙しい日々が続いており通告書が締め切りの今日になっても完成していませんでした。仕方なく会社を午後半日休暇を取得して通告書を書き上げました。

12月定例会の一般質問は、12月12日(金)と15日(月)の2日間。質問者は9名で私は5番目です。私の質問日は12日(金)となります。
以下に通告書を掲載しておきますので、何かご意見があればお聞かせ願います。


【平成20年第7回 定例会(12月議会)一般質問通告書】

●通告者 議席番号:5番 小幡憲仁
●質問所要時間 40分

《質問の件名及び要旨》
1.幼児教育について
学校教育法第22条では、幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。と規定されている。
そして、第23条では、幼稚園における教育は、前条に規定する目的を実現するため、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
1.健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。
2.集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに家族や身近な人への信頼感を深め、自主、自律及び協同の精神並びに規範意識の芽生えを養うこと。
3.身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。
4.日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。
5.音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力の芽生えを養うこと。 と規定されている。
以上のことを踏まえ、以下の2項目について教育委員会の答弁を求める。
(1)高浜町には幼稚園がないため、第22条に規定された目的の実現も、第23条に規定された目標の達成もできないことになる。地方公共団体に幼稚園の設置義務がないとはいえ、高浜町の将来を託す子どもの教育環境として、これで問題ないと考えているのか。
(2)たとえ幼稚園が無い中でも、この学校教育法第22条、第23条に規定された目的の実現ために、これまでどのような取り組みがなされたのか。また、今後どのように取り組んでいかれるのか。

2.認定こども園について
認定こども園は、保育所の機能と幼稚園の機能を併せ持つ施設で、利用者の就労の有無にかかわらず多様なサービスを受けることができる施設であり、幼稚園のない高浜町にとって必要な施設である。
私は、議員に当選後初議会の平成15年6月議会から何度もこの件について議会で質問し、提案してきたところである。平成18年6月議会では、今後決定される認定基準や指針などを基にいろいろな角度から調査検討を行ないたいとの答弁があり、福井県条例で認定基準が示された後の平成19年6月議会の答弁では、認定子ども園の開設に向けて検討を進めるとの前向きな答弁があった。
実際、県に対しても高浜町から開設に向けた事前相談を行っていたようであり、いずれ計画が具体化するものと待っていたが、それから1年以上が経過してもなお、認定子ども園の開設に向けた計画が聞えてこない。
以上の事を踏まえ、以下の3項目について答弁を求める。
(1)認定子ども園開設に向けた準備状況はどうなっているのか。
(2)認定子ども園の開設が遅れている原因はどこにあるのか。
(3)来年度も、幼稚園のない高浜町にとって「保育に欠けない子ども」は、原則的には小学校入学までの間、幼児教育はおろか保育所での集団生活を体験することも出来ない。認定子ども園の開設まで暫定的に保育所の入所基準を緩和することが出来ないか。

3.病児ディケア事業について
日経新聞記事(H20.11.23)によると、病児(病後児)保育は、子どもが病気でも、どうしても会社が休めない保護者のニーズの高まりから、全国的に施設数が増えており、厚生労働省によると国の補助金を受けている施設だけでも全国に767施設があり、政府としては2009年度末までにこれを1,500施設に倍増することを目標として自治体を後押ししていく計画があるとのことである。
この病児ディケア事業については、平成19年6月議会で提案し、その後の議会でも同僚議員からも提案があったように、議会としても早急な設置を求めているところである。
未曾有の不況で、多くのパートや派遣社員が職を失っていく中で、子どもの病気を理由に職を休めば職そのものを失ってしまいかねない時代にあって、社会のセーフティーネットとしても早急な設置が望まれる。
以上のことを踏まえ、病児ディケア事業施設の設置に向けた検討状況と今後の設置見込みについて答弁を求める。

4.観光行政について
 高浜町の観光振興策については、これまで漁火想を始めとしたイベントを中心に実施してこられて、各種イベントが定着化するなど一定の成果があった。
しかし一方で、特に夏期に行事が続くことから、ボランティア参加とはいえ立場上仕方なく参加している方にとっては、観光従事者の高齢化も相まって、負担感があることも事実である。また、苦労して実施した行事が果たして町外の観光客誘客に繋がっているのか疑問に感じるという声もよく耳にする。
また、近年増加している外国人観光客の対応も含めて、以下の3項目について答弁を求める。
(1)財政が厳しい中、こうしたイベントの実施についても厳しく事業効果を評価する必要がある。この点について、町として各種イベント(漁火想、花火大会、ふぐまつり大会、西部地区イベント、内浦地区でのイベント等々)の事業効果をどう評価しているのか。また、来年度以降も、今まで通りのイベントのやり方を続ける方針か。
(2)近年増加している外国人観光客(特に海水浴)について、高浜町として実態をどのように把握しているのか。
(3)今後、積極的に外国人観光客を誘致していく方針があるか。
(4)街中の表示板類の英文併記や観光事業者への啓蒙など、外国人観光客増加への対応が必要ではないか。
                                 以 上

読み聞かせ

2008年12月03日 | 活動日記
朝、和田小学校3年生に読み聞かせをしました。(写真)

予定では、5年生に読み聞かせすることになっていましたので、11月20日に6年生に読んだ、あの有名なリオの伝説のスピーチの本「あなたが世界を変える日:学陽書房」を読むつもりでいました。
ところが学校に着くと急に3年生に読んでくれということです。
本の内容が3年生には難しくないか心配でしたが、3年生の担任が先日の読み聞かせを教室で聞いてくれていて「私も感動した本です。3年生でもきっと理解できます。総合学習で人権と環境の勉強をしていますがそのテーマともマッチしますのでぜひ読んでください」とのことだったので、少し3年生には難しいかなとは思いつつ読み聞かせしました。

後で感想を聞かせてくれました。わりと内容を理解していてくれたので安心しました。

地域医療対策特別委員会視察研修:2日目

2008年12月02日 | 研修報告
視察研修2日目です。
今日は岐阜県揖斐郡揖斐川町の「揖斐郡北西部地域医療センター『山びこの郷』」を訪問し、センターを中心に実施している地域医療の取り組みについ視察研修しました。(写真)

揖斐郡北西部地域医療センターは、揖斐郡の北西部に位置し、揖斐川町との合併前の、旧坂内村、藤橋村、久瀬村、春日村の4村地域の医療・福祉を担う施設として、旧久瀬村役場の隣接地に総事業費約18億円を投じて(4村で費用を分担)建設された施設です。
施設は、老人保健施設(入所50床、ディケア20人)、診療所、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、レクレーション施設からなります。

この旧4村全てを合計しても人口約3千5百名の規模の自治体にとっては、この地域医療センターの事業は相当なプロジェクトだったものと思います。他の事業を削ってでも、住民の医療・福祉の充実のために財政を集中投下した村の判断だったようです。
施設は村が整備し、運営は(社)地域医療振興協会が揖斐川町から指定管理者として管理委託を受けています。

この地域医療センターでは、地域医療を目指す医学生・研修医の教育を積極的に実施されています。
この医師不足の時代に、国内だけでなく海外からも多くの医学生・研修医がこのセンターに地域医療、総合医療の教育を受けに集まります。その数10年間で400名にものぼります。
例えこのような僻地の村でも、地域医療をしっかりと勉強できる指導医と魅力的な研修プログラム、それに快適に勉強ができる環境を用意すれば、多くの研修医・医学生が集まることを証明しています。

研修内容としては、外来研修、待合室研修、調剤研修、カルテレビュー、老健研修、訪問診療、検診等、ありとあらゆる研修メニューが並びます。こうした研修の実践によって地域医療、総合医療というものを勉強していきます。
また、研修医のための住宅の整備や、センター内にも研修室等が整備されるなど非常に充実しています。

現在、高浜町が進めている「地域医療ワーキンググループ」での検討課題にも、こうした地域医療の研修システムを構築することにあります。
今回の研修は、地域医療ワーキンググループからも役場職員と高浜病院職員がそれぞれ2名(計4名)が研修に参加されました。その意味でも多いに参考となった研修だったと、視察先をコーディネートした私としては自画自賛している次第です。

【職場の忘年会】
高浜に帰って、町内の料理旅館で行われた職場の忘年会に出席。
人事異動で転勤される方の歓・送別会も兼ねています。お世話になった方も転出されます。移動先でも健康に留意されご活躍されることを祈念しております。