小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

障がい者の家族のみなさんとの意見交換会

2008年12月08日 | 活動日記
現在、高浜町では障害福祉計画の策定作業を進めており、私は策定委員長を務めております。

今夜は、この障害福祉計画策定委員会の取り組みの一環として、障がい者のご家族9名を保健福祉センターにお招きしてご意見をお聴きする機会を持ちました。
始めに私から挨拶で本日の趣旨を説明して、その後、約1時間半にわたって熱心に意見交換をしていただきました。以下にご意見のいくつかを紹介します。

・保健福祉センターでの「喫茶ヒコーキ」や「日中一時支援サービス」の開始など、少しずつ障害福祉の環境は整いつつあるが、これら対策は一時しのぎの感がある。抜本的な対策を望む。
・以前、役場の障害福祉の相談窓口の対応の悪さを指摘した。最近はかなりよくなってきたが、まだ他課との連携など不充分な面もある。障害福祉の総合窓口の開設を望む。
・高浜町の障害福祉のスタンスを知りたい。これから高浜町は、障がい者が町で暮らせる環境を整える気持ちがあるかないかを決めて欲しい。無いなら他の町で住まわせる決断をしなければならない。
・授産作業所、ケアホーム、グループホーム等の整備を強く望む。現在、養護学校に通っているがまもなく卒業を迎えその後の進路がない。授産作業所を急いで欲しい。
・とにかく悩みを相談できる環境を整えて欲しい。特に就学前の子どもを持つ母親はどうしたらよいのか切実な悩みを抱えている。こうした相談サポート体制の充実も急務である。

皆さんのご意見を聴き、まずは、相談窓口の充実、そして働くところ、住むところ(将来、親元を離れた後)の確保に尽きると感じました。

意見交換の中で、ご家族の中からは、自分たちで解決できる課題については一致協力して取り組んでいこうとの意気込みも強く感じられました。

他市町と比較して立ち遅れが目立つ高浜町の障害福祉の現状ですが、これを少しでも向上させることに寄与できる計画づくりに取り組んでいかなければならないと感じた次第です。