小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

海水浴開設期間

2005年08月21日 | 私の考え
高浜町の海水浴開設期間が今日で終了しました。通年観光を標榜する観光地にしては少し短い気がしますが、海水浴場開設期間中は様々な管理上の責任が付随しますので、その体制を維持することの大変さを考えると、ある程度短期間に限定することはやむを得ないのです。
午後、開設期間終了に伴う海水浴場のツール類(飛込み台や番号旗)の撤去作業を手伝いました。

今日一日で、観光協会員から様々な意見を頂戴しました。要約すると次の2点に集約されます。
①海水浴場の安全・安心面での態勢が脆弱。緊急時に対応できる体制になっていない。監視所はおろか怪我人の救護所ひとつ設置されていないのは問題。
②観光客の減少傾向に歯止めがかかっていない。特に宿泊客の減少が著しい。このままでは観光産業は完全に衰退する。若い力で何とかして欲しい。

これらの問題は以前から感じていましたし、ここには書いていませんが、確認しておかなければならない事象もありました。
とにかく、観光面で抜本的な改革が必要であると意見されましたし、私もそう感じました。

観光振興は、今ではどこの地方も最も力を入れている分野です。従って、何も変わらなければそれだけで劣後します。福井県でも昨年12月に「ビジットふくい」と題した観光振興計画を策定し、やる気のある観光地・市町村を支援することを明確に打ち出しています。

私が考える観光振興策は、町並みの整備に尽きます。美しく、歴史的な風格のある町並みをつくることを最重点施策にします。時間はかかりますし、景観条例など住民の理解も必要ですが、そぞろ歩きが楽しめる町並み、景観が美しい町並みは、住んでいる人にとっても住みよいまちづくりにつながりますし、観光客にとっても魅力の創出につながります。
夕食後に夕涼みがてら、散歩が楽しめる風情のある海岸線やまちかどのひとつもなければ、観光地とはいえません。
町並みの美化は、仮に観光面での価値観や環境変化で観光客増加につながらなくとも、そこに暮らす住民にとっては、住環境の質的向上というメリットがありますので無駄な投資になることもありません。
今すぐには難しい取り組みですが、今後とも先進地の調査など勉強を続けていかなければなりません。

イージス艦の艦名

2005年08月20日 | その他
【秋空】
残暑お見舞い申し上げます。
残暑というより連日の猛暑ですが、今日、用事で鯖江まで出かけた道中にふと空を見上げると、知らないうちに「天高く…」の秋空に変わっていることに気付きました。

【イージス艦の艦名】
長崎の造船所で建造中の海上自衛隊の新型イージス艦の艦名が、当初案がほぼ決定していたにも関わらず、白紙撤回されていたとの新聞報道がありました。
関係者からの情報によると、当初案の艦名は「大和」か「長門」だったらしいのですが、この艦名が軍国主義復活との批判が出ることを心配して白紙撤回したとのことです。
現在就役しているイージス艦に付けられた名前、「こんごう(金剛)」や「きりしま(霧島)」も旧日本海軍の艦名ですから、気にすることはないと思います。なぜ「大和」や「長門」が軍国主義復活なのか理解に苦しみます。
しかし「大和」の場合は、日本人に特別の感慨がありますので、命名には慎重になってほしいと思います。(大和という名がふさわしい艦にしてほしい)

臨時議会など

2005年08月19日 | 議会活動報告
【臨時議会】
臨時議会が開かれました。議案は、衆議院議員総選挙の選挙費用の専決処分と、議会推薦の農業委員会委員の推薦です。いずれも、全員賛成で承認されました。
ちなみに、衆議院議員総選挙の高浜町での費用は10,355千円です。投票・開票事務の人件費、ポスターの掲示板設置費などです。全額、県を通じて国から交付されますので町の一般財源からの持ち出しはありません。
日本全体では500億円ともいわれている総選挙の費用ですが、これを国民一人当たりに換算すると約420円となり、高浜町では約860円となります。自治体の規模が小さくなると単価は高くつくことになるようです。

さて、この選挙費用が高いのか安いのかはよく分かりませんが、少なくとも投票率が高くなった方が費用対効果は上がります。
投票率が低い方が有利になる政党を利することがないようにするためにも、みなさん必ず投票に行きましょう。

【離党勧告】
自民党では、郵政民営化造反議員を非公認とし対抗馬を擁立していますが、さらに離党勧告を検討していると新聞報道にありました。
何人かに聞いてみましたが、「そこまでするか」との意見が大半です。亀井静香氏は好きではないが、今度ばかりは頑張って欲しいとの意見もありました。
ところで、参議院の造反組はどうするのでしょうか。お咎めなしというのであれば、あまりにもバランスを欠くと思うのですが…。


地方議員フォーラム

2005年08月18日 | その他
民主党福井県連が主催する地方議員フォーラムに参加。衆議院議員選挙の仕組みや公職選挙法について、民主党本部の組織部長からレクチャを受けました。政党公認候補と無所属の候補とは、選挙運動ができる範囲に大きな格差があります。
やはり、総選挙は個人の候補者を選ぶというより、政権政党を選択する選挙であることが制度面からも分ります。

ところで、フォーラムが終わったのが夜の9時過ぎでした。そのあと福井市内から高浜まで帰りましたが、高浜の地理的なハンディキャップを身をもって感じました。

笏谷石(しゃくだにいし)

2005年08月17日 | その他
福井市の足羽山西墓地で、直径、深さともに約30メートルもの陥没がありました。
現時点で、けが人は確認されていないとのことですが、お盆時期のことでもあり一歩間違えば大惨事につながるところです。きちんとした原因究明が必要です。

ところで、新聞報道によると現場の足羽山には笏谷石(しゃくだにいし)の採石坑道跡があり、これと因果関係があるのではとみられているようです。

今年4月、石川県加賀市で開催された西村幸夫町並み塾に参加し、北前船の船主の館などがある伝統的建造物が多く残る橋立地区を、教授と参加者で見学したことがあります。そこでは屋根や石塀などに数多くの笏谷石が使われておりました。当時、北前船で越前から運ばれてきたことをその時教えてもらいましたが、そのことを思い出し、今回の事故報道には本当に驚きました。

*写真はその時撮影したものですが、屋根のてっぺんの石が笏谷石です。棟石積と呼ばれる伝統的な建築技法を伝えています。

9月定例会の準備

2005年08月16日 | 活動日記
9月定例会に向け、一般質問の準備を始めました。
聞きたいことはたくさんありますが、数点に絞ってまずは関係資料の収集から始めます。
質問の事前通告期限が9月1日頃だと思いますので、その間の予定も考えるとそれ程時間はありません。

もし、9月定例会で何か行政に対し、質問・意見等ありましたら、下記あて先へメール又はFAX送信願います。

【視察研修報告書】
提出が遅れていた、今年7月6日~8日に参加した原子力関連施設の視察研修報告(議会事務局提出用)の作成に、先日から取り組んでおりましたが、今日やっと書き終えました。

●質問・意見送付先
メール:k671150@wakasa-takahama.tv
FAX:0770-72-2144

自分の考え

2005年08月15日 | その他
自分の考えを文章にまとめるのは難しいです。

ここ数日、たくさんの終戦記念日関連のテレビ番組や新聞記事を見ました。
そこで感じたことは、ここ数年来、日本の近代史をきちんと検証し正しく主張する動き(これをナショナリズムの台頭などという人たちもいる)が出てきたこともあって、保守派の論客の冷静で客観的な近代史についての論証に対し、いわゆる左翼的な方々のある種のあせりを伴った反論が目立つのです。
そこで、こうしたことに対する自分の考えを文章にしてみるのですが、これがなかなか書けません。要するに考えが整理されていないので書けないのですが、いつまでたっても日記にアップできそうもないのであきらめることにしました。

キーボード

2005年08月14日 | その他
不注意からパソコンのキーボードを壊してしまい、仕方なく買い替えました。
今まで使っていたキーボードに慣れていたので非常に痛手です。
キーボードは使い慣れた文房具のようなもので、違うものになると非常に使いづらく、どうも、しっくり来ません。暫くは憂鬱な気分です。

再び郵政民営化

2005年08月13日 | 私の考え
「決戦・郵政民営化(猪瀬直樹著:PHP研究所)」を読了。
繰り返しになりますが、私は郵政民営化に賛成です。廃案になった郵政民営化関連法案についてきちんと理解している訳でもありませんし、賛成する理由は至極単純ですが、それでも、県議会を始め多くの市町村議会で出された「郵政民営化に反対する意見書」提出の採決でも、高浜町議会では私だけが反対(つまり民営化賛成)した、その考えは今も変わっておりません。

地方の政治家には嫌われているかもしれませんが、私は昔からの猪瀬直樹ファンです。今から8年前になりますが、猪瀬直樹氏の「日本国の研究」を読んでこの国の特殊法人の実態に驚いたものです。

郵貯や簡保はいわば巨大な国営銀行です。この国営銀行が集めた資金が、山のように存在する非効率な特殊法人やそのファミリー企業に流れて、甘い汁を吸っている実態があるといいます。どれほど不透明で非効率的な経営がなされて赤字が累積しようとも資金が供給され続けるという訳です。この資金の流れを絶つのが郵政民営化です。
これにより特殊法人は自分たちで民間から資金を集めなければならなくなりますので、放っておいても経営の透明性も効率性も高まります。そうしなければ民間から資金調達など出来ないからです。

そして、この郵政改革は「小さな政府」への試金石でもあります。小さな政府とは、政府に対し、やれ橋をつくれ、道路をつくれ、港湾をつくれ、空港をつくれ、新幹線をつくれ、とにかく公共工事をよこせと叫び、これに応える政府(財政)は肥大化を続け、挙句の果てに国と地方の借金が800兆円にも達した、この国の政治システムを根本的に改めるということです。郵貯の資金がなければ四国に橋を3本も架けるなんてことはありませんでした。この改革に自民党が本当に取り組むのであれば、どちらが勝ってもこの国は良い方向に向かっていく気がいたします。

平均年齢

2005年08月12日 | 私の考え
平成17年6月時点の高浜町の年齢別人口表から、高浜町の有権者の平均年齢を計算してみると、52.7歳でした。今後、少子高齢化の進展でこの年齢は次第に高くなっていきます。

政策を決定する立場の政治家は常に選挙を意識しますので、有権者の意識は自然と政策に反映されていきます。選挙の洗礼を受けなければならない立場の人が、民意と全くかけ離れた政策を実行することはありません。
従って、有権者の平均年齢が高くなっていくと、自然に高齢者向けの政策が実行されていきます。また、有権者が全て投票に行くわけではなく、一般的には若者よりも年配の方の投票率が高くなりますので、実際に投票した人の平均年齢はこの数値よりも高くなっているはずです。

子育て支援や教育など、若い有権者に関心が高い政策の推進を望むのであれば、若年層も確実に選挙に行くことが大切です。