小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

読書活動担い手研修会など

2005年08月02日 | 活動日記
【在住外国人の支援】
高浜町教育委員会を訪問し、現在進められている在住外国人の支援事業についてのレクチャを受けました。高浜町には現在約300人の外国人が在住していますが、言葉や文化の違いが壁になり、町民として受けるべき住民サービスを受けていなかったり、地域の一員としてのコミュニケーションがはかれていないといった現実があります。
これらの課題を解決するため、高浜町における在住外国人に対する支援事業等について現状と今後の方針を確認しました。

【国際交流嶺南センター】
敦賀市にある国際交流嶺南センターを訪問し、職員から施設の概要や事業内容を聞きました。施設は福井県国際交流協会で運営されており、在住外国人に対する生活相談や日本語学習、外国の新聞・図書等の閲覧や貸し出し業務などを実施しています。訪問したときも日本語学習を実施されていました。
生活相談としては、結婚や離婚についての相談が多いとのことでした。

【児童・生徒の読書活動担い手レベルアップ研修会】
敦賀市のプラザ万象で開かれた、読書活動の担い手研修会に参加しました。(写真参照)全部で120名の参加者がありましたが、ほとんどが女性の参加者で少し場違いな雰囲気でした。研修会そのものは私の希望通りの内容で満足できるものでした。
4講座に分かれており、私は「小学生への読み聞かせ(基礎コース)」を受講しました。講義とグループディスカッションで2時間半ほどの研修でした。

以下、講義の受講メモです。

●なぜ読み聞かせするのか
・小学校1,2年程度では、文字は読めてもストーリーに入っていくことは出来ない。読み聞かせによって、その本の世界に入っていくことができる。本好きに育てるには読み聞かせが必要。
・子どもたちの感動が伝わってくる。読み手にとっても喜びを体験できる。
・人生経験豊かな大人が読むと豊かに作品を味わうことができる。
・子どもたち同士が一緒に同じ本を聞くことにより友達の感動が伝わる。読み聞かせに慣れていない子どもでも、まわりの反応につられて聞き上手(つまり本好き)になる。

●絵本とは
・絵本は子どもに読ませるものではない。大人が子どもに読んでやる本である。
・優れた絵本はひとつの芸術作品。もの凄いエネルギーをかけて作られている。

●読み聞かせの実践
・いい本を選ぶ。初版発刊から25年以上版を重ねている絵本なら、まず間違いない。
・9歳までは楽しい話の絵本を読む。戦争などの悲しいテーマは避けるべき。本嫌いになる恐れがある。
・昔話の絵本も難しい面がある。昔話は語り伝えていくものであり、絵にすると残酷な場合がある。
・自分の好きな絵本を読ませること。評判のよい本でも自分が嫌いな本は避ける。
・とにかくたくさんの絵本を読むこと。そして勉強すること。互いに読み合うだけで充分な勉強効果がある。
・本は開き癖をつけておくこと。よい造りの本は多少強引に開き癖をつけても傷むことはないし、最初にきちんと開き癖をつけたほうが本は長持ちする。
・本の全体のストーリーをきちんと理解していくこと。

●最後に
・安易な気持ちで引き受けない。責任重大であることを肝に銘じること。