扶桑往来記

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北関東周遊 #7 HONDAコレクションホール2 二輪市販車フロア

2020年11月05日 | 自動車・自動二輪など

2Fの南側は市販二輪車のコーナー。

入口のお立ち台には1946年製「自転車用補助エンジン」。

まだ創業前の頃に本田宗一郎が試作したもの。

説明板のタイトルが「ホンダの原点」。

隣には「スーパーカブC100」。

1960年に鈴鹿製作所で作られた第一号機という。

HONDAの躍進の基礎となった機種といえ、いまだに生産され続けている化け物マシン。

実家に爺様のカブがあった。

爺様はカブを「ぽっぽ」と言っていたのを思い出す。

さらに鎮座するのは「CB750Four(K0)」。

私が最初にバイクと機種名が結びついたのがこの辺のマシン。

1969年製というから私は5才。

世界初の4気筒マシンの登場で市販バイクの様相が変わった。

「大型バイクは欧米物」が常識が覆る。

バイクの本場で想定以上の反応を得てCB750は猛烈に売れた。

あわてたのがKawasaki、密かに開発中のZを900CC/DOHCに方針変更。

これも名車となったZ1を1972年に世に出す。

これまた爆発的に売れ、4気筒なら日本製というブランドができた。

 

奥には懐かしのバイクがズラリと並んでいる。

嬉しいのは自分が乗っていたマシンがほぼ全部あること。

CB250RS、VF750F、CB750Fが新車のような状態で置いてある。

VF750Fは私が買った1986年あたりでは不人気車で格安だった。

HONDAの歴史からいえば並列4気筒からV型4気筒へ市販車もレーサーも切り替わるタイミング。

意欲作だったが「市場は750は並列4気筒がいい」と伝統を重んじたのである。

 

HONDAの博物館でありながら他メーカーのバイクもあるのもおもしろい。

おかげで我々80年代バイクデビュー組は当時の興奮をより鮮やかに甦らせることができる。

展示の白眉はNR。

言わずと知れた楕円ピストンのV4/32バルブエンジン搭載。

レーサーとして世に出、ほとんど戦績を残せなかった不遇のマシンは市販車となって行動を走った。

私は一度も現物をみたことがなかったがHONDAの魂のマシン、そのエンジンのカットモデルなどみているとつくづく技術の粋を感じる。

 

すでにお腹いっぱいでアタマがクラクラしてきた。

次はさらに興奮必至のレーサー・フロア。

 

HONDAコレクションホールPart2/2輪市販車

1970〜80年代のHONDA市販車 この時代のHONDA車はデザインが統一されています ひときわ威容を放つのはNR

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