軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

7月31日は「軌道エレベーターの日」

2010-07-05 20:16:17 | その他の雑記
 1日の更新で、今月を強化月間とするということをお伝えしました。(この忙しいのに)なぜ7月なのか? それにはちゃんと理由がありまして、今月31日が特別な日だからなのです。

 1960年7月31日、軌道エレベーターの父(の一人)であるロシア(当時はソ連)のユーリ・アルツタ-ノフが、「プラウダ」に「電車で宇宙へ」あるいは「天のケーブルカー」などという表題(資料によって諸訳あり)で、軌道エレベーターの構想を紹介しました。
 これ以前に、同じくロシアのコンスタンティン・ツィオルコフスキーが軌道エレベーターの元祖のような構想を紹介していて、アルツターノフもこれに触発されたそうなのですが、ツィオルコフスキーのモデルは地上から積み上げていくものをイメージしていたそうで、静止軌道から吊り下げるという、現代の定番モデルである静止軌道エレベーターの原理及び構想を最初に公にしたのはアルツターノフだと言われています。

「これこそ、軌道エレベーターの原理上の必要条件を正確に示し、かつその利点のすべてを正確に指摘した、史上初の構想であった」(「軌道エレベーター -宇宙へ架ける橋-」62頁)

 そこで、わが軌道エレベーター派はアルツターノフへの敬意と軌道エレベーターへの愛着、そして独断と偏見にもとづき、7月31日を「軌道エレベーターの日」と定めることにしました。ここに勝手に宣言します! 「宇宙」ではありません、あくまで"軌道"エレベーターの日です。「軌道エレベーター記念日」「軌道エレベーター誕生の日」などでもかまいませんが、とにかく「軌道」です。
 当サイト冒頭の「軌道エレベーター派宣言」にも、これを定めた文言を新たな条項として追加しました。実に1年3か月ぶりの宣言追加です。もともと記念日とかは、国が法令に基づいて制定したもの以外は、いつを何の日と言おうと特に決まりも罰則もありませんので、こういうのは言っちゃったもん勝ちです。
 
 そんなわけで、この軌道エレベーターの日のある今月を強化月間とし、軌道エレベーターの普及という本来の使命に沿った集中キャンペーンのようなものをやることにしたわけです。本当は昨年やりたかったのですが、当時はサイト開設から3か月と日が浅く、とても余裕がなかったもので。ようやく実施にこぎつけました。
 このところ本題から外れた話題が続き失礼を重ねましたが、今月のためにネタを貯めていた一面もあったのです。手始めとして、軌道エレベーターの日を記念して、プレゼントを考えています。詳細は次回か、2回後の更新にて。

 何はともあれ、7月31日は「軌道エレベーターの日」です。軌道派の皆さんはぜひPRしてくださいませ。(文中敬称略)

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