昔からの友達に誘われて新宿区内・穴八幡神社の境内に隣接したビルの三階に在る「木組み博物館」を訪れた。 そこは谷川一雄さんとおっしゃる館長さんが個人的に運営されている私設の博物館で、 古来からの木造の寺社・仏閣建築に使われている各種「木組み」の技の数々を間近に手で触れたり、眺めたりする事が出来る素晴らしい場所でした。
10時開館のその施設、 僕たちは開館直後、 いの一番に入館したのですが、 引き続いての入館者はヨーロッパ系の年配のご夫婦が二組でした。 両方のご夫婦共、 熱心に木組みのサンプルに触れたり写真を沢山撮っていらしたので聞いて見ました「お仕事は大工さんですか?」と。 そしたら「ホビーです」との返事がありました。
そして僕たちも興味深く展示品を眺めたり、木組みをバラしてみたりの1時間ほどが経過しました。 その後に続いたのは10人近くの人数でアフリカ系か?と想われる男女の若者が多数を占めるグループでした。
そんな木組み博物館、 入場料は無料、 入り口の受付デスクにドネーションBOXが置かれて居るだけでしたよ。
対応して下さった館長さんの話ですが、 普通入館者の比率は日本人が一番多く、 外人さんは30%ほどであるとの事でした。
それから館長さんは熱心にあれこれ質問した僕たちに「まだ(見物する)お時間は有りますか?」と聞いた上で、 ロッカーの中から昔から使われていたタイプの槍鉋、手斧、 太い木を縦に裂く際に使用する目的の楔や大ぶりの木槌等の道具を持ち出して触らせて呉れました。
博物館を退出後の帰路は穴八幡神社の境内を通過して地下鉄東西線「早稲田駅」に向かいました。
地下鉄駅に入る前に、 すぐに帰宅では勿体無い感じがして、 早稲田大学の構内に向かい、 喫茶店で休憩した後、 更に生協が運営する「学食」でおしゃべりしながらの昼食を摂り、 解散・帰宅しました。