一国の軍事費増額だけでは侵略を跳ね返せない

2022-10-17 10:05:19 | タナカ君的偏見

 今年に入ってから始まったロシアのウクライナ侵攻、 受けて立つウクライナの人々・軍隊の驚くほどの頑張り、 それが何故八ヶ月も持続出来ているのか? ウクライナの国家財政だけではここまで保たなかっただろうとの想いで戦争の推移を眺めている。

 

 この状況下で我が日本、 北方のロシア、 西方にある北朝鮮や中国、 それらの国が我が国にちょっかい出して来た時、 応戦する立場の我が国、 弾薬などの備蓄量、 実際に稼働可能な航空機の数の実態などを示して軍事費のUpが必要との議論を活発化させている。 またその必要とする継戦能力をどの程度に維持しておくべきか? なんて事も真面目もどきのTV番組などでも取り上げられる。 そんな番組の中では「最低1~2週間の継戦能力は必須だ」との主張も聞いたりする。

 

 さてところで・・・ 軍事同盟に加わっていない、 経済的にも小国の部類に属するウクライナが何故軍事大国のロシアに対抗して長い期間、 戦争状態を継続出来るのか? 

 かって第二次大戦後に長く続いた米国・ヨーロッパ vs ロシアの冷戦の歴史、 そんな歴史の背景が有って、 現在EUが仮想敵国と見做しているロシアと対峙しているウクライナを応援したい気分。 その気分を最大限利用すべく行動するウクライナ大統領の能力は言うまでもない。

 さらには昨日閲覧したBBCのWeb記事にあったSNSを活用しての行動を伝える記事

How Ukraine is winning the social media war

 

SMSを活用して行動している団体の存在とその活動の一端をしめすTwitterへ投稿された動画や、 動画に取り上げるべき場面の選択に対する配慮の実例なども興味深く読んだ。

BBC記事内に置かれた twitterへのリンク箇所

そして、 現在の戦争では潤沢な攻撃力の高い武器(資金力に対応)と同時に他国の好感度を上げるためのSMS利用による活動を行う人材や能力の必要性を感じたものだった。

 

 とにかく軍事予算Upだけじゃ効率悪くて駄目、 昔だったら飛行機から敵地に紙ビラ撒きだった所をSMS活用する時代になったってことですね。

コメント