後部ドア開放検出スイッチ無効化方法
L型金具をスイッチに押し付けている。
L型金具をスイッチに押し付けている。
草津あたりからも雪の便りが聞こえる様になった。 雪の結晶撮影に使う車をそれに適する様にあれこれDIYで改造を加えて来たが、 今日はそのDIYの幾つかを紹介します。
車に乗って草津のスキー場などへ出掛けて結晶写真撮影する場合幾つか心がけている事があるのだが、 それを実行する際の不具合の実態、 今回実施した対策を書いてみる。
1. 撮影装置をセットした車室内部を低温に保つ方法と不具合発生。
この目的を達成するには外気を車室内部に循環させて低温を維持している。 具体的にはハッチバックドアを少し持ち上げて隙間を確保。 運転席後部ドアは開放しておく。 これに依って撮影装置を置いた車室内部には外気が風に乗って吹き込み、 低温を維持出来る。
このドア開放状態を保持すると、 車の制御回路はドア・オープンを検出し、 運転席の情報ディスプレイ部分の液晶バックライトは点灯したままとなり、 結果バッテリーの消耗を招きます。
この対策として後部ドアとハッチバックドアのドア開放検出スイッチ機能を殺す部材を取り付けてみました。
ハッチバックドア部分のドアロック機構部分に丸棒を押し付け
ドアロック機構部分をドアが閉じている状態にセットしている
右側の縦長な黒色の内部は永久磁石でタコ糸の支点となっている
丸棒をタコ糸で縛ってあるのは丸棒が抜けた際に落下して紛失するのを防止するためです。 丸棒を挿入したままにしてあるのはドアを閉める操作する前に、ドアロック機構を解除する必要がある事を思い出させる目的です。それを忘れたまま力一杯ドア閉め操作を行うとドアロック機構のプラスチック部材にダメージを与える恐れがあります。
2. 車室内部の照明ランプを追加。
車室後部には標準装備としてランプが設置されています。 しかし、 明るさが不満であると同時にランプの位置が撮影装置の使用に当たって、 適切な位置ではありませんでした。 また長時間のランプ点灯は車のバッテリーの消耗の問題がありました。(エンジンの掛けっぱなしは車体の振動、 温度上昇等の点から問題があり、 採用出来ません)
今回 単3乾電池3本と60個のLEDが組み込まれた手持ちしていたLEDランプを5VのLiイオンバッテリーでドライブ出来る様な改造を加え、 そのケーブルの途中にスナップスイッチを組み込みランプの On / Off を容易にしました。
この1項と2項の実施によって、夜間・長時間の撮影行動でも車本体のバッテリー消耗を防げると考えています。
3. 開放した後部ドアの上部から雪の吹き込み防止策。
雪の結晶採取などのために、 車から頻繁に出入りする必要がある。 その意味でも後部ドアは開け放したままにしておく事が望ましい。 しかし、 単純にドアを開放したままでは降雪が車室内部に吹き込んで内部の撮影装置などが雪まみれになってしまいます。 また車中泊エリアに置いた寝袋も雪をかぶって濡れて冷たくなってしまいます。 それを防ぐために、 屋根と開放したドアの上部に幕営山行の際に使っていたテントのフライシートを用いて仮設の屋根代わりにしています。 その際の問題は屋根部分の中央部が降雪などに依って垂れ下がって来るため、 出入りの際に邪魔になることです。 今回その仮設屋根の中央部を持ち上げる小細工を付け加えました。
開放した後部ドアとその上部にセットした釣り竿状態の5Φ支柱
ルーフキャリア取り付け用の部材を支点にして5Φの野菜栽培用の支柱2本を釣り竿の様に張り出し設置したのです。 その先端でフライシートの仮設天井部分の中央付近を引き上げる形にするのです。 降雪中の現場でどこまで有効か? 現場で確認が必要です。