忘れ物

2011-06-17 11:57:16 | タナカ君的日常
 「物忘れ」、「忘れ物」どちらも似たようなものですが、どちらも度が過ぎると生活に支障が生じます。 一昨日の「Geo-Cosmos 見物」の日にも、忘れ物は生じました。 最初は妻、 自転車に乗って駅近くの駐輪場に到着してすぐに「イケナイ! 美術館の入場券を持ってくるの忘れたわ、 家に戻って取ってくるから、待っていて・・・」 その待ち時間に僕は囲碁仲間から借りた「捨石の極意」なんてタイトルの本を読み、イライラすることもなく30分ほどの時間を過ごしました。

 最初の目的地は有楽町駅近くの出光美術館で「花鳥の美」展の見物ですが、東京駅への電車の中でも、その本を読み続けていました。 ついで新橋駅まで歩いてガード下のお店で昼食。 そして午後はユリカモメに乗って船の科学館駅で下車、そして「日本科学未来館」へと足を運びました。

 そこでの見物を終えて、ユリカモメの駅に向かう途中、借り物の囲碁の本が無くなっているのに気が付きました。

 僕の記憶と妻の記憶では新橋からユリカモメに乗った直後に、僕が車内で、それを読もうとしていた点では一致しました。 でもその後、どこで落としたか?、置き忘れたか? 記憶が曖昧です。

 科学未来館の中に入ってからすぐの事、 特別展示東京スカイツリーの基礎の穴堀りに使った小型なトンネル掘り用刃物みたいな物を撮影したのですが、その時には両手でカメラを持ち、金網の上部越しに、その工具を撮影した記憶も残っている。 だから、本はユリカモメの中か、科学未来館の中で紛失した可能性が高かった。 それで科学未来館のインフォメーションとユリカモメの新橋駅の事務所に紛失届を出して、帰宅したのです。

 そんな忘れ物の届けを出して帰宅した夜、科学未来館から「紛失届けのあった本が拾得されました」と電話が入った。 どうしたものか? と思案しつつ口ごもっていたら「宅急便の着払い扱いで処理出来ます」と嬉しい申し出。 早速、それでお願いしました。いやー本当に助かりました。 その上「本日はご来館下さいまして、ありがとうございました」「また、お越し下さいませ・・・」なんて挨拶されて、なんと言ったらよいか。 その忘れ物、着払いの宅急便で早くも今日、届きました。 
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