温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

白馬八方温泉 みみずくの湯

2011年09月13日 | 長野県

白馬村には意外にも数多くの温泉浴場が存在していますが、今回取り上げる「みみずくの湯」は、白馬の共同浴場の中では最も駅に近い施設かと思われます。夏には登山客が、冬にはスキー・スノボー客が多く利用するので、他県民でも白馬をよく訪れる方だったらご存じのはず。表通りからちょっと入った路地沿いに位置していますが、付近には随所に案内看板が立っているので迷うことはないでしょう。駐車場も広いので、車での利用も便利です。

券売機で料金を支払って受付のおばちゃんに券を渡します。おばちゃんは明るくて愛想良いです。玄関ホールには飲料やハーゲンダッツ(アイス)の自販機が設置されていますが、スペースとしてはかなり狭く、無理やり自販機を置いたような感じ。玄関のすぐ左が男湯、右が女湯で、左手前の奥にはこじんまりした休憩スペースが確保されていました。


お風呂は内湯と露天に分かれています。まずは内湯から。洗い場にはシャワー付き混合栓が7基とスパウトのみのカランが3基用意されています。窓に面した明るい浴槽は石板貼りで、天井まで届きそうな大きな岩のオブジェからお湯が落とされ、浴槽へと注がれています。お湯は無色透明ですが、よく見ると微細な白い湯の花がたくさん湯の中で浮遊しているのがわかります。微かに軟式テニスボールのような硫黄臭が漂うものの、よく嗅がないとわからないかもしれません。また強アルカリ泉にありがちな、ちょっぴり口腔を収斂するような味も弱く感じられました。pH11.2という国内屈指のアルカリ性を誇るので、さすがにツルスベの明瞭な浴感が得られますが、そもそも成分がかなり薄く(成分総計は僅か128.2mg/kg)、アルカリ性温泉でのツルスベ浴感をもたらす鹸化という重要な現象の一翼を担うナトリウムイオンも少量(41.0mg/kg)、炭酸水素イオンに至っては検出ゼロという状態なので、pH値から想像したくなるようなもの凄いヌルヌルスベスベは期待できません。


とはいえ、当施設を含めた白馬八方温泉で立派なのは、湯使いを完全掛け流しにしていることです。館内には湯使いに関して、加水加温循環消毒を行っていない旨が明示され、実際にお風呂を見てもちゃんと使い捨てにしていました。尤もこの白馬八方温泉のように成分の薄い高アルカリ性温泉を循環なんてしようものなら、空気中の二酸化炭素を吸収してたちまち中性へと傾き、ごくふつうの水道水と何ら変わらなくなってしまうので、掛け流さないと温泉としての意味を失ってしまうわけですが…。


内湯のガラス窓の向こうには露天風呂が据えられています。内湯の湯船の浅くなった部分をジャブジャブ歩きながら屋外へと出ます。こちらも内湯同様しっかり掛け流しで、内湯ほどではないものの、その半分くらいの高さの岩のオブジェからお湯が注がれています。目の前には畑が広がり、その彼方には八方尾根が山裾を広げています。非常に長閑なよい雰囲気です。湯加減も絶妙な塩梅。爽やかな風が露天風呂を吹き抜けるので、お湯で火照った体をそのそよ風でクールダウンさせたら、何とも言えない爽快感を味わえました。


湯上りに辺りをうろうろしていると、「みみずくの湯」が面する路地の向かいにこんな建物とタンクを発見。入口には「八方温泉 八方口機械室」と記されています。おそらく温泉を引湯するための中継施設なんでしょう。
白馬八方温泉は猿倉の手前で営業している「小日向の湯」から西へ数キロ進んだ南股の沢沿いに源泉井を有し、そこから引湯管を用いて白馬村の八方地区までお湯を引き、八方尾根開発株式会社によって「みみずくの湯」をはじめとする共同浴場の他、100軒ちかい旅館・ホテルなどへ供給されています。いわば温泉の水道みたいなものですから、このような中継施設が設けられるわけですね。このため八方ではどの施設へ行っても同じお湯です。でも源泉に最も近い「小日向の湯」(入湯済ですが未レポート)は、同じ源泉でも感触がかなり違うので、麓と源泉付近で同じお湯がどのように異なるか、入り比べてみるのも面白いかもしれません。
なお源泉の開発については八方尾根観光協会のページに詳しく記されています。


白馬八方温泉第1号・第3号の混合泉
アルカリ性単純温泉 49.7℃ pH11.2 湧出量未測定(混合泉分析のため) 溶存物質128.2mg/kg 成分総計128.2mg/kg
Na:41.0mg(64.91mval%), Ca:16.3mg(29.54mval%), OH:36.1mg(72.28mval%), CO3:14.5mg(16.37mval%)

JR大糸線・白馬駅より徒歩10分
長野県北安曇郡白馬村北城5480-1  地図
0261-72-6542
ホームページ

10:00~21:30(最終受付21:00)
500円
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★


コメント (2)
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川崎新町駅の料金補充券(2011年9月)

2011年09月13日 | 旅行記
前回記事のつづき

乗車券では手書きの切符を断念しましたが、ならば料補という手があると思い立ち、たまたま仕事で京浜方面へ向かったついでに、切符蒐集家にはお馴染みの川崎新町駅へ立ち寄りました。この駅には国鉄時代からの生き残りと思しきオジサン駅員さんが数人勤務なさっていますが、いつ訪れても面倒臭がらずに快く手書き切符の発券に応じてくれるので、とっても助かります。
今回購入したのは以下の2枚です。


まずこちらは、大宮→越後湯沢の新幹線特急券


そしてこれは越後湯沢→糸魚川の「はくたか」の特急券。幹→在なので乗継割引されています。

担当の駅員氏が電話でマルス指令と「5号車9番デンマーク」や「9号車9番ボストン」等という感じでやりとりし、左手に定規を握りながらカーボン式の料補に必要事項を記入している間、自分の娘の話をしていた別の駅員氏が、老眼の目を細めてながらPOSのキーをゆっくり人差し指1本で叩いて「補充券発行実績」を入力していました。いちいちPOSで売上入力しなきゃいけないところが、駅員氏にとっては面倒ですね。ましてや年配の方にとって、端末操作は億劫であるに違いありません。

新幹線特急券の発行日は8月5日になっていますが、これは9月5日の誤りです。まぁ特に支障なく乗車できたので問題ないでしょう。駅員さんは皆さんお孫さんがいても不思議ではないお歳なので、この程度のミスなら仕方ないのかも。
駅名に関して、越後湯沢だけ手書きですが、駅員氏曰く「他はちゃんとあるんだけどさ、越後湯沢だけ(スタンプが)行方不明なんだよねぇ」とのこと。なお私が確認したところ、半年前に全開したばかりの九州新幹線の駅に関してはほぼ全てについて駅名印が用意されていたようでした。

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えきねっと発券で経路が多めの乗車券を購入、そして「リゾートビューふるさと」乗車

2011年09月13日 | 旅行記
久しぶりに鉄道ネタです。
前回までの記事で取り上げた白馬鑓温泉への訪問およびそこまでのルートとしての白馬岳登山(白馬三山縦走)の際には、自分の車ではなく鉄道と路線バスを利用しました。スタートとゴールが異なる場所なので、公共交通機関を使った方が便利だろうと判断したからです。


JRの乗車経路については、単純に自宅最寄り~白馬を往復するんじゃ芸が無いので、東京都区内から町田まで反時計回りの一筆書きでグルッと一周するルートを辿ってみることにしました。具体的には以下の通りです。

東京都区内(東北線)大宮(上越新幹線)越後湯沢(上越線)六日町(ほくほく線)犀潟(信越線)直江津(北陸線)糸魚川(大糸線)松本(篠ノ井線)塩尻(辰野別線)岡谷(中央東)八王子(横浜線)町田

バカ正直に経路を記すとこのようになります。本当は思いっきり経路数を増やして手書きの切符(出補)を入手したかったのですが、上記のルートですと新幹線や中央線辺りの経路が省略されて、マルスによる発券が可能な経路数内に収まっちゃいそうな感じだったので、試しに「えきねっと」で、乗車駅:新宿、降車駅:町田、途中駅:犀潟・白馬・辰野と入力してみたら、なんと発券OKとなりました。提示された経路もバッチリです。「えきねっと」発券できちゃうんですから出補での発券は無理ですね。それなら窓口のMR32で感熱紙の切符をもらうより、スタンプ類のインクの載りが良い転写紙の乗車券が欲しいと思い、登戸駅のMV30端末で発券させてみたら、次の画像のような乗車券が出てきました。


(画像クリックで拡大)

 経路:大宮・新幹線・越後湯沢・六日町・ほくほく・犀潟・北陸

あれれ? 経路が思いっきり省略されているぞ。120mm券で発券している意味ないじゃん…。北陸線以降、どのような経路をたどるか、ちっとも記されていません。窓口で購入すれば端末で表記できない分は係員氏が手書きで補筆しますが、さすがにMVじゃそれができず、省略されたまんまで発券されてしまったわけですね。
尤も「乗車券」表記のそばに■や□の記号(東海道線部分を新幹線にするか在来線にするかの区別)が無いことや、有効日数、料金の額から判断すれば、北陸線から米原を経由するんじゃないことぐらいは判断できますが、たとえば松本から塩尻へ行かず、松本(篠ノ井・信越)長野(新幹線)佐久平(小海線)小淵沢(中央東)…という経路で乗車しても、「経路が印刷されなかっただけだよ」と言い張れば、駅員さんや車掌さんは文句が言えなさそうです。
とはいえ、そんな不誠実なことはせず、ちゃんと「えきねっと」で入力した経路の通りに乗車しました。下車印の「岡谷」「上すわ」がその証明です。いや、辰野別線については、運悪く乗車しようとした日に列車とシカが激突してしまったためウヤとなってしまい、仕方なくみどり湖経由で岡谷へと向かったのでした。
ちなみに旅行開始日は小田急で新宿まで行ったので、新宿駅中央西口の小田急連絡改札口で入鋏してもらいました。この改札はいまだにスタンパーじゃなく昔ながらの鋏を使っているので、キップの下辺には鋏を入れた跡がちゃんと残っています(分かりやすいように背景を黒くしました)。子供のころから新宿には数えきれないくらいに通っているので、この鋏痕はイヤと言うほど見てきているのですが、自動改札が当たり前になってからはお目にかかる機会が滅多になくなり、久しぶりにこの形状を見て、とっても懐かしい思いに浸ってしまいました。




(画像クリックで拡大)
白馬岳や白馬鑓温泉からの下山後は、白馬から松本まで「リゾートビューふるさと」に乗車。
仁科三湖や北アルプスの山稜を眺められるD席を指定して発券してもらいました。


白馬駅に入線する「リゾートビューふるさと」

 
ハイブリッド気動車のHB-E300系。天地方向にデカイ窓の下には誇らしげにHYBRIDの文字が。

 
通路上の車内モニターには先頭からの映像が映されるほか、沿線観光に関するDVDも放映されました。列車は一応ワンマン運転ですが、アテンダントのお姉さんが一人添乗し、車内放送したり記念撮影を手伝ったり車販したりと、いろいろ忙しそうに活躍なさっていました。お姉さんが売っていたキャラメル味のアイスクリームが懐かしい感じがする味で美味かったなぁ。

 
シートは今時の列車らしく堅めの座り心地ですが、シートピッチがかなり広く、まるでグリーン車みたい。思いっきり足を伸ばせます。短足の私はスペースをもてあましちゃいました。


運転台の真後ろはパブリックスペースとなっており、誰でもかぶりつき可能。

 
パブリックスペース後方では、ソバの花とともに松川村の鈴虫が展示されていました。残念ながら啼き声は聞けませんでしたが…。

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登山初心者の登山記 2011年初秋 白馬岳 その4「白馬鑓温泉→猿倉」

2011年09月13日 | 長野県
白馬岳登山記その3(白馬山荘→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→白馬鑓温泉)のつづきです
白馬鑓温泉のレポートはこちらをご覧ください。

2011年9月9日 曇り時々雨 計2人
白馬鑓温泉→小日向コル→猿倉
距離:5.9km
標高差:778m
獲得標高:上り49m、下り797m


 
【4:50 起床→露天風呂へ直行 (ご来光)】
前日は到着後に茫洋たる山巒を遠望しながら、そして夕食後には満天の星空を仰ぎながら、全身がふやけそうになるほど、さんざん長風呂したのですが、それでも飽き足らず、翌朝は早暁に褥から起き上がり、曙の薄陽に照らされた中を露天風呂へと直行しました。目的は湯あみしながらご来光を仰ぐこと。
上空には西方から雲が流れてきていましたが、幸いまだ東の空には及んでおらず、湯に浸かりながらカメラを構えること暫し、5:28に待望のご来光とご対面です。何とも荘厳な黎明ではありませんか。この日の出を見られただけでも、わざわざ登山してここへ来た甲斐がありました。

【5:30 朝食】
真っ赤に燃える太陽が上がる様をいつまでも眺めていたかったのですが、小屋の朝食は5:30と決められているので、戸隠の山から太陽が姿を現したのを確認したら、そそくさと風呂から上がって体の湯を拭い、慌ただしく着替えを済ませて食堂へと急ぎました。
そして食後、皆さんが次々に身支度を整えて次々に出発する中、下山するだけの私はSさんと一緒に再び露天風呂へ。つまり朝だけで私は2回もここの露天風呂に入っているわけです。前日を含めたら計4回に及ぶわけで、かなり奇特な珍客かもしれません。だって、名残惜しいんだもん。こんな私は失恋したらいつまでもクヨクヨして未練を断ち切れない性格だったりします。

 
【7:10 出発】
この日も前日白馬山荘でお会いしたSさんと行動を共にします。
連日の快晴、そして2日連続のライチョウとの邂逅によって、私は当面の運を使い果たしたのか、出発しようとすると、西の空から厚く暗い雲が覆いはじめ、それとともに雨がポツポツ降ってきました。せっかくバックパックの奥にしまいこんだ雨具をわざわざ取り出し、それを身に纏って下山開始です。東の空はまだ明るいのに、まるで狐の嫁入りのように雨粒が次々と雨具を叩きます。登山道の脇には露天風呂から溢れ落ちた温泉の湯が、湯気を上げながら川となって下の方へと落ちていきます。

 
初秋まで辛うじて残った雪渓は、人喰い鮫のような口をあけながら、底を流れる沢をトンネルのように覆っていました。

 
白馬鑓温泉小屋直下の雪渓に沿った斜面にはクルマユリが群生をなしていました。


【7:30 橋その1】
コンパネで作られた橋で細い沢を越えます。


沢を越えて数分でロープ場です。ここを下りたら、しばらくは等高線をトラバースしていきます。

 
【7:37 橋その2】
滝として落ちてくる2本目の沢を渡ります。初見なのでよくわかりませんが、けだしこれは鑓沢というんでしょう。ここの橋もやはり角材とコンパネで造られたもの。ちょっとでも増水したら流されちゃいそうです。


その沢の下方には雪渓が残っていました。ここは7月など早い時期に訪れると、沢ではなく雪渓上を越えることになるんでしょうね。さすがにこの時期のルート上には微塵の雪も残っていません。

 
この辺りは杓子岳の山腹の等高線上をトラバースするので、上り下りは大したことないのですが、杓子沢の手前でザレの急斜面を横切る箇所があり、いまにも足が谷底へ滑っていきそうで、これが結構怖かった。なかなかのスリルでした。岩に赤いスプレーで○が書かれているので、それを目指して先へ。


振り返るとこんな感じ。かなりの急斜面ですよね。


眼下に杓子沢に架かる橋が見えてきました。数日前に上陸した台風の影響で、この橋は流出の危機に見舞われましたが、辛うじて流されることなく、こうして無事に渡ることができるのであります。

 
【8:00 橋その3(杓子沢)】
関係各位のご尽力により架けられている橋をありがたく渡たらせていただきます。私は昨年9月に鑓温泉への訪問を検討していたのですが、各所へ手配後に秋の長雨が降って橋が流出、これに伴い登山道がクローズしてしまい、その時は計画を断念せざるを得なくなりました。今回も同様の憂き目に遭う可能性があったわけでして、出発前に電話で橋の無事を確認できたときにはホッと胸を撫でおろしました。


こちらの沢の下流にも雪渓が僅かに残っていました。初夏はアイゼンを装着して雪渓上を越えるんでしょう。雨は降ったり止んだりを繰り返し、雨が上がると強い日差しが直撃するため、雨具を着ていると猛烈に蒸し暑くなります。このため途中で何度も雨具の脱着を繰り返しました。

 
遠くに白馬鑓温泉小屋が小さく望めます。もうかなり進んできたんですね。杓子沢手前の急斜面ザレ場を見ると、後続の高齢者パーティーがゆっくりと横切っていました。

 
稜線の鞍部が小日向コル。まだしばらくはトラバースが続きます。

 
道端にはトリカブトが多く咲いていました。また、花は殆ど落ちていたものの、白い縮毛で覆われている長い頭花柄が特徴的な丁字菊にも出会えました。

 
【8:25 サンジロ(三次郎沢)】
ここは鑓温泉→猿倉の道程の1/3に当たるんだそうです。ということは、まだ2/3も残っているのね…。ここから小日向コルまで若干の登りです。今回の行程最後の登りとなるので、一歩一歩よく踏みしめながら歩みを進めます。ここに至って雨脚が再び強くなってきたので、雨具に蒸されて全身サウナ状態になりながら坂を登りました。体力の消耗が著しい…。

 
【9:00/05 小日向コル】
やがて平坦になり、木道が現れると小日向コルに到達。周囲には池塘が点在しており、きっと初夏にはミズバショウやニッコウキスゲのお花畑が広がるんでしょうね。

 
さぁ、最終的な下山へまっしぐら。

 
コルからちょっと下ったところで、アジサイの群生を発見。9月なのにどうしてアジサイが咲いているの? 狂い咲き? あるいは今の時期に咲く種類なの?


【9:33 中山沢】
中山沢と称する涸れ沢。ここは鑓温泉→猿倉の道程の2/3なんだそうです。終着まであともう少しだ!


延々と続く樹林帯のダラダラ坂をひたすら下ります。景色がほとんど楽しめないので、かなり退屈。私は下りだからまだマシですが、これが登りだったら精神的に凹みそうだ…。

 
【10:20 登山道入口】
つまらない坂が続いて「もういい加減にしてくれ」と叫びたくなったころ、突然目の前が開け、広い道に突き当りました。見覚えのある道だぞ…。そうか、これは猿倉と大雪渓方面を結ぶ林道だ…。てことは、もう猿倉は目の前。


【10:28 猿倉】
途中雨具の脱ぎ着で時間を費やしながらも、わずか3時間20分で下山しちゃいました。もうここまで来れば遭難の危険性なし。無事に登山を完遂することができました。
猿倉からはSさんの車で街まで乗せていただくことに。繁忙期以外の平日は猿倉からのバスが運行されず、タクシーの利用を余儀なくされるところでしたから、とても助かりました。コーヒーを御馳走になったり、車に同乗させていただいたりと、白馬山荘以降はSさんにお世話になりっぱなし。やっぱり単独より誰かがいた方が楽しい上に安心できますね。本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。












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