今を去る、昭和34年(1959年)、大学の音楽科の合格記念に植えられた一本の桜の木、2013年までは北九州市小倉北区の実家に植えられていました。
この桜、先人の他界で空き家となり処分を余儀なくされたのですが・・・・
結婚後も音楽を続けている私にとって何とも切なく、自分の音楽の道が閉ざされる気がして、親しくしている植木屋さん(寝屋川)にお願いして伐採し、サモックホールに連れ帰って、”さくらコンサート”を開催、仲間の皆さんと偲びました(ホールに来てからもしばらくは活き活きしていました!)
世間では「桜は移植や挿し木はできない」と言われていますが、「ダメもとで!」と植えた一本の枝が2年後の2015年、なんと”芽”を出したのです!!
その後、健気にも毎年咲き始め、あれから7年目の今年も咲いてくれまた!!。
小倉の町で57年生き続け、寝屋川に引っ越してからも、ある枝はそのままオブジェに、またある枝は炭になったりしましたが・・・
今年も見事に花を咲かせ、私の娘時代から今日に至るまでの紆余曲折を知ってくれている”奇跡の桜”です。
コロナもオミクロンもロシアもウクライナも 何でも知っている桜、「花は咲く、只 黙って咲く」という言葉を思い出しました🎶