脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

싫은나라 私がきらいな国

2018-04-20 | Weblog

今ふたりの女性に韓国語の文法を教えている。一人は学生そしてもう一人は社会人。特に観光客の相手をしている社会人の彼女は英語を話せる人はスタッフにいるので、もうひとつ需要のある韓国語を勉強しようと思ったそうだ。韓国語は日本語と文法がほぼ同じ。フランス語やドイツ語などの言葉はまず英語が理解できないとマスターするには少し難しいが、しかし韓国語は言葉も似てるし、文法も同じだから日本人には理解しやすい言葉だ。

韓国人を表す言葉として恩とか恨という言葉がある。これについては以前述べたので書かないが、しかしそれとは別に「遠慮」と言う彼ら彼女ら独特の文化的なものがある。それは相手を傷つけたくない、お互いが苦しみたくないだから一歩下がって身を引くという気持ち、よくドラマで恋人がルキミアになって、相手が悲しむのがいやだからとあえて別れの道を選ぶ、それが彼ら彼女らの遠慮である。前にちょっとつらい目にあってヘギョンに아프지마세アプジマセヨと励まされた。아프지마세アプジマセヨあるいはパンマルで아프지마アプジマは直訳すると痛くならないでくださいと言う言葉だ。例えば頭が痛い時、そんな時相手を気遣って アプジマセヨ と言ったり、心が傷ついて苦しんでいる時にも アプジマセヨ と言うのだが、この言葉は心や体が痛い思いをして欲しくないそんな気持ちが含まれている言葉で、こういう表現はコレアン独特の表現であると思う。コレアンには独特の遠慮と言うものがある。自分が相手の心に入って行くあまり相手を傷つけてはいけない迷惑をかけてはいけない気持ちが、遠慮と言うかたちをとってあらわれる。日本人はよく奥ゆかしさと言うが、私はこの遠慮と言うのはコレアン独特の奥ゆかしさだと理解している。아프지마세요と言う言葉は日本語にない素晴らしい言葉である。友達の使っている韓国語の教科書に아름다운 한국어(美しい韓国語)と言うのがある。日本語でもそうであるが言葉を学ぶと言うのは、そういう文化にふれることができる素晴らしい手段だ。私の友達は日本語を学んで本当に日本を好きになったと言っていた。言葉を知るということは相手の文化を知るということだ、そしてその言葉を学ぶことでその国が好きになったらもっといい。そうあってほしいというのが私のひとつの願いである。

ただ遠慮とか言っているがそうでないこともある。韓国人は積極的だ。ミティンという今でいう合コンのようなものがある。今でもミティンと言っているかはわからないが、このミティンの最後のしめくくりは参加した男性と女性がお互い向き合ってせーので一斉に女性が気に入った男性をこの人と指をさす。

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