Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

何故、異常な血圧変動“血圧サージ”は起きるの? 2017年11月13日

2017-11-13 10:20:11 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は群青色の空が抜けるよな秋晴れに恵まれ、御客の入りも良く、17団体が参加した合唱祭も大いに賑わった!すぐ目の前に広がる広大な芝生広場には、2DayMarch二日目西北コースのチェックポイントの様子が垣間見られていた!まあ、ホールが満席と云っても、「次は貴達方が歌う番で、私たちが客席で聴く番よ!」てなぐわいで、その半分は身内で占められている様なもんだが!このアラベスクホールは、全国優良ホール100選に選ばれ、残響効果の良い人気のホールである、風邪で声が擦(かす)れしていた小生の声も、昨日は、ほぼ完璧に戻り響き渡った!(^^ゞ・・・

   

本題に移ろう・・異常な血圧の上下動が起こる血圧サージの鍵を握るのは、何と、身体の活動を高める“ 交感神経 ”が関わっていた!手や脚などにある末梢血管を電子顕微鏡で捉えて観ると、末梢血管を取り巻くようにあるのが交感神経である!適度に交感神経が興奮すると、脳から神経伝達を司る“ノルアドレナリン”と云う物質が放出される!すると、末梢血管が収縮し、血圧が上昇し、それに伴って、適度に身体の活動性が挙がって行くのが普通である!正常ならば、朝起きた時、活動に備え適度に血圧が上がっていく、一方、夜になると、眠りに備えて交感神経は働きを鎮めて血圧は下がっていく!・・・

       

ところが、健康芸人と云われていた小島おぱっび~~の様に、NHK血圧サージ危険度チェックで、リスクが低レベルでなく“中レベルや高レベル”だった貴方の身体の中では、朝起きた時、交感神経が興奮して働き過ぎて花咲き爺さんの様に、ノルアドレナリンの灰をドバ~~!とばらまいていく!その灰の様なノルアドレナリンが末梢血管をギュギュギュッと締め付けていくと、急激に血圧が上昇して行き、時には一気に血圧が190mmHg近くまで急上昇していく“異常な活動”を起こしてしまうのである!また夜になっても、交感神経の働きが収まらず、ノルアドレナリンを出し続け、かえって更に血圧が上昇を繰り返し、遂には朝方“血圧サージ”を起こすに至る危険度をはらんでいたのだ!怖い、怖い、怖え~ですねぇ~~!・・・

  

何故、交感神経は興奮して敏感になって行くのであろうか??甲斐・久留米大教授によると、加齢/肥満/塩分/飲酒/喫煙/ストレスなど、幾つかの交感神経を過敏にさせる要因があるからであると明言した!即ち、NHK血圧サージ危険度チェックは、これら交感神経を過敏にさせる要因のあるなしを診断するものであった!苅尾・自治医科大教授が付け加えた、交感神経を高進(高ぶらせる)させるような要因があると、人は皆、体質が変わり、血圧がちょっとしたことで上がり易くなる“揚がり体質”になるようである!そんな体質になると、過敏な交感神経が誘因となり、トリガー(引き金)が引かれて、はじめて血圧が一気にドア~~と血圧サージまで上昇してしまう結末になってしまうのだ!・・・

   

気になるトリガーにはどのようなものがあるのだろう??次の交感神経を過敏にさせる要因16項目、力仕事/ストレスを伴う会議/医師の診察/怒り/コーヒー(カフェイン300mg以上)/週初めの月曜日/慌てて飛び起きる/冷たい床/トイレで排便/ダッシュ筋トレ/自律神経失調症の不整脈を引き起こす大きな “くしゃみ・せき”/震え上がる低い気温/冷水での洗顔/タバコを吸う/低酸素を伴う睡眠時無呼吸症候群/夜と朝の降圧剤の切れめ/が取り揚げられた!これ等幾つかのコンビネーションはより強力ですぞ!小生に言わしたら、タバコは万病の元であるゆえ、最も忌み嫌われるべきものだ!今回で、血圧サージの原因が、過敏な交感神経と、末梢血管の過度な収縮によるものだと分かったが、次回は二つの血圧サージ対策術について観て行くことにしよう・・・

 

コメント
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