●巨砲（0－1）
「金融事故～というほどではない、とはいえトラブルじみた事態が発生していて、行方がどうなるか気が気でない…落ち着かなく落ち着かなくで勃起どころではありませんでした。。。」と気の抜けた相撲で負け。まらずもうとはつくづくメンタルが重要な競技である。
「上へ！」
前日まで協会と連絡がつかず、周囲を心配させていた毛呂乃理事長だったが、直前ギリギリになって修行から男の戦場へと戻ってきた。スタッフから「まずは理事長挨拶をお願いします」と促され、「上へ！」と一言。まらも上向き、協会も上向き。日本まらずもう協会の本年のスローガンは「上へ！」である。
― あすはいよいよ初日ですね。
（玉椿） 「また本場所がはじまるのか、なんだかはじまる前から疲れてるよ」
― やる気出してください。
― さて、きょうは玉椿委員に初場所の展望を聞きたいのですが、まずは幕内の優勝予想をお願いします。
（玉椿） 「しいていえば金精山かねえ。毛呂乃、金精山、大太刀は全員にチャンスがあるとは思うけど」
― 意外と言っては失礼ですが、金精山関ですか。先場所は8勝7敗と大スランプでしたが。
（玉椿） 「腰の状態が回復したみたいだから、体調面の不安はないだろ。あと、場所前インタビューがちょっと口数少なめだったろ。ああいうときの金精山は怖いんだ。まらに集中したい、インタビューとか余計なことに気を使いたくないってことだからね。ぎゃくにサービス精神旺盛のときはちょっと調子がよくないときでさ」
― そういうものですか。
（玉椿） 「本気で勝ちに行ってるときは、取組後のコメントも少なくなるよね。北の湖とか貴乃花とかみたいに余計なことを言わなくなる。記事は書きにくくなるが、気合が乗ってる証拠とも言える」
― なるほど。
（玉椿） 「いずれにせよ、不安材料がなくなったのは大きいよ。ってことで優勝争いの本命は金精山ってことにさせてもらうよ」
― 先場所優勝の大太刀関はどうでしょう？ 場所直前に改名も発表して、なかなか気合が入ってるように見受けられますが。
（玉椿） 「大相撲だと前頭5枚目を超えると、上位の壁に当たるようになる。その壁とどう向き合うかってのが見どころだろうね」
― 上位の壁ですか？
（玉椿） 「大相撲だと横綱に当たる可能性が出てくるのが前頭5枚目以上なんだ。幕内下位で好成績をあげた力士が前頭の上位になると横綱大関陣と総当たりみたいな形になって、ぜんぜん勝てなくなる」
― へえ。
（玉椿） 「まらずもうだと制度上そういうのはないけど、大太刀は大相撲マニアだろ。そのへんを気にして中途半端な相撲は負けって判断する可能性もあるのかなあ、と」
― なるほど。大太刀関の中での判定基準が変わるかもしれないと。
（玉椿） 「判定は水ものだから、実際に場所がはじまってみないとわからんけど、どういう姿勢でこの地位と向き合うのか、わし個人的にはそのあたりに注目してる」
― 毛呂乃関はどうでしょう？ 場所前インタビューにも出てきてませんよね。
（玉椿） 「なんか場所前の稽古に集中したいってんで引きこもってる」
― 不気味ですね。
（玉椿） 「ニュースでは東北とか北陸とか大雪って言ってるだろ。空から白いものを大量に放出する元気はあるんだろうな」
― あの大雪、毛呂乃関のしわざでしたか。
（玉椿） 「本人からの連絡がないんで、推測でしかないけどな。あんなふうに大規模な気象操作ができるのは地球上にアメリカ軍か毛呂乃くらいしかいない」
― アメリカ軍がライバル。
（玉椿） 「北朝鮮のミサイルを毛呂乃が撃ち落とすって構想もあるらしい」
― なるほど、アメリカ軍に頼らない防衛は我が国の宿願ですからね。
（玉椿） 「このまえ岸田首相が防衛費を増やすために増税しますって言いだして、左右から大バッシング食らってたろう。あの防衛費の使い道も毛呂乃にささげるお布施じゃないかって噂もあるくらいだ」
― あの防衛費増税、アメリカじゃなくて毛呂乃関に流れる可能性もあるんですね。たしかにアメリカに流すくらいなら毛呂乃関に流れてほしいですね。
（玉椿） 「自民党も統一教会と癒着するくらいなら、いっそのこと毛呂乃教に鞍替えしたほうがいいと思うんだよな。そのほうがよほど少子化対策にもなるしさ」
― たしかに。今後の日本にとって毛呂乃関の役割は重大ですね。
（玉椿） 「ま、毛呂乃が引きこもっているのは、そういう世間の喧騒から逃れるためかもしれんけどな」
― なるほど。本日はありがとうございました。
― 本日は横綱・金精山関に来ていただきました。あけましておめでとうございます。
（金精山） 「あけましておめでとうございます！」（全裸で汗まみれで登場）
― それにしても、こんなに寒いのにあいかわらず裸なのはすごいですね。 風邪をひかない秘訣はなんなのでしょう？
（金精山） 「やっぱり激しい稽古で汗まみれ汁まみれになることと、ショウガやニンニクをよく食べていることっすかね」
― 先場所は腰痛にかなり苦しめられました。ファンも心配していますが、現在の腰の状態はいかがですか？
（金精山） 「万全です！なんなら駅弁ファックができるくらいには回復しています！」
― ベンチプレス中の負傷だったとのことですが、ふだんジムではどんなメニューをこなしておいでなのでしょう？ また、ケガの前と後とではメニューを変えたりしましたか？
（金精山） 「ジムには毎日行くわけではないので、基本的に全部のメニューをこなします。ケガの後では負荷を軽くしました。今は復調しましたね」
― さて、このお正月休みはどのように過ごしておいででしたか？
（金精山） 「正月休みといえば、そりゃ稽古っすね」
― 正月休みといえどもまらずもうのことは忘れない金精山関。どのような初夢をご覧になって、どのような稽古始めをなさいました？
（金精山） 「初夢はいろいろ見たけど、まらの夢ではなかったのが残念。稽古始めは１月２日深夜っすね。やっぱ稽古好きの自分には最高っす。１回の時間は短めにして４時間くらいで終わろうと思ってるっす」
― 今年はどんなことにチャレンジしたいですか？ まらずもうに限らず新年の抱負をお願いします。
（金精山） 「苦手な秋冬の場所での優勝っすかね。しかし、琴金舟関（※）がいると難しいかもっすね。あとは短い時間で濃密な稽古をすることっすね」
（※改名発表前のインタビューなので、修正せずにアップします）
― さいごに、初場所の目標をお願いいたします。
（金精山） 「とりあえず10勝以上っすね」
― 横綱・金精山関のインタビューでした。ありがとうございました。
（金精山） 「ありがとうございました！」（稽古のために勃起させて帰る）
さきほど琴金舟より改名届が提出されました。
初場所からは「大太刀」として土俵にあがります。
【改名届】琴金舟 剛士→大太刀 剛士（おおだち つよし）
改名の思い：元の名前が種牡馬としても競走馬としてもネタに事欠かないゴールドシップ号にあやかった名前。初優勝を成し遂げた今となってはもうあやかることは必要ない、後は己の力で取組に臨むという思いで改名。太刀は勃ちに通じて縁起が良く、調子よく勃ったときのまらは屹立してまさしく大太刀のようになることから大太刀と名を改めるに至った。
改名に関するコメント：本当に調子がいい時は、まるで一本の刀のようになるんです。大太刀とまで言えるサイズかどうかはちょっと異議があるかもしれませんが、心意気は斬馬剣や大太刀の如くありたいという思いでこの名前にさせていただきました。
（ここから私の独り言だと思ってください）
何というか、ここ数年あっという間に時間が流れてしまうように思います。気がついたら年が明けていたという感じです。
取組以外も、目の前の一日一日を全力で生きようと思います。
― 先場所、新入幕でいきなり優勝。勢いに乗る琴金舟関に来ていただきました。あけましておめでとうございます。
（琴金舟） 「おめでとうございます。」
― 今年はうさぎ年です。好きなうさぎキャラがあれば教えてください。
（琴金舟） 「兎ねえ…特に浮かんでこないな…そりゃマイメロディとかいるけども、もう30手前でしっかり壮年期に入った男性が愛でるようなキャラじゃないですからねえ。せいぜい浮かんでくるのはカジノにいそうなバニーガール姿くらいなもんでしょう。キャラクターじゃないけども。」
― それにしても寒いですね。年末年始には生活のリズムが乱れやすいうえに、コロナがまた流行してるようです。琴金舟関の体調はいかがですか？
（琴金舟） 「寒さは堪えますが別段問題なしです。まあ、金銭的にそこまで余力がなかったんで際立って無駄なこともせずって感じですね。」
― このお正月はどんなふうに過ごされていらっしゃいましたか？ いい初夢は見れましたか？
（琴金舟） 「忘新年会が3本とあとは神田の明神様に初詣行ったくらいで特に変わったことはしてないですね。初夢ですか？細かく記憶していないんですが、悲しい夢だったことだけは覚えてます。」
― 優勝を決めた後ですから、さぞお酒もおいしかったでしょう。お正月はどんなお酒をお召し上がりになられました？
（琴金舟） 「ブランデー飲みました。愛飲のバロンオタールがXO以外どうも終売になっちゃったみたいなんで最後の一本を大事に飲みました。今後はクルボアジェとミュコーのVSOPに鞍替えして併用ですかね。流石にXOクラスのコニャックとなると基本1万越えなんで日常用では手が出ません。あとはバーボン。リデンプションというのを飲んだんですが、スパイシーな中にも主張しすぎない感じの甘さがおいしかったですよ。」
― そういえば先場所の優勝インタビューの折に改名を検討しているとコメントしていましたが、いい名前は浮かびましたか？
（琴金舟） 「ええ。悩みましたがインタビュー前に急に閃きましてね。このあと改名届出しますので、この名前での記事は最後ですかね。まあ、番付発表もあったんでこの場所までは今の名前で上がってもいいかなとは思ったけど…相撲甚句まで出ているし、もしできたらこの場所は琴金舟で上がってくれと言うのであれば大阪場所からで大丈夫です。正直なところ、この名前をちょっと気に入ってるのも事実なので。」
― 今場所の番付は前頭四枚目。予想よりも上り幅が小さかったとはいえ、横綱との直接対決もある地位です。上位力士としての課題や技術的な目標など、どんなことを考えて土俵に上がりたいですか？
（琴金舟） 「まあ、六枚目以下だったら流石に愚痴の一つも漏らしただろうけど四枚目なら何も文句はないです。上位総当りになる地位ですし、いろいろ思うことはありますが根底に変わりはないです。まず目の前の一番に全力を尽くす！これが一番です。」
― さいごに、今年一年の抱負をお願いいたします。かっこよく決めてください。
（琴金舟） 「えー、無茶言わないでくださいよ(笑) そうですね…目指せ年間60勝！これで行きましょう。毎場所2ケタは勝つ！」
― 琴金舟関のお話でした。ありがとうございました。
（琴金舟） 「ありがとうございました。…先場所の千秋楽に向けて作ったもつ鍋が美味かったんだよな、寒いしまた作るかね…」
― きょうは三段目・巨砲さんのインタビューです。あけましておめでとうございます。
（巨砲） 「新年のお喜びを申し上げます」
― どんなお正月休みになりましたか？ 体調などは崩していらっしゃいませんか？
（巨砲） 「冷え込みに負けそうになっていますね正直……どこかの飲食店に入っても、窓際の席に座ると冷えが気になってしまいますOrz」
― お正月は時間的なゆとり時間が多かったと思いますが、おすすめの本や映画、ビデオなどがあれば教えてください。
（巨砲） 「ビデオですか？ ちょっとずれてしまったら申し訳ないですが、YouTubeの紙芝居動画チャンネルの中でなら『裏世界ラボ』は、パクりとかが少なくていい気がします。人気のニートやくざシリーズとかありますし。といっても最近視聴できてないですが……」
― 場所前の稽古は順調でしょうか？ 差し支えなければ具体的な稽古内容なども教えていただければ。
（巨砲） 「これまた方向性がずれてるかもですが、最近はdigiket.comとかの同人誌サークルの格安な18禁作品を購入して読むのにハマってます。安いしページ数も少ないですが、あれで興奮できるのを探して勃起ぶりを確かめてます」
― 昨年は二度の各段優勝と二度の全休を繰り返すなど、起伏の多い一年となりました。ご自身で2022年を振り返ってみて、どんなことが印象に残っておいでですか？
（巨砲） 「いまだに全休のリスクはいつ降りかかってもおかしくない状態なので反省しています。それはそうと昨年は、全勝できたことが本当に自分自身の励みになりました。まだこの年齢になってもいけるのかなーって」
― 今年はどんなことにチャレンジしたいですか？ まらずもうに限らず、なにか新年の抱負があればお聞かせください。
（巨砲） 「事業者として2年前から失格の烙印を押されても仕方のないような失策をしでかしたまま、まだ脱却し切れていないので、それを何としてでも…と思ってはいます。。」
― さいごに、初場所への意気込みをかっこよくお願いいたします。
（巨砲） 「はい。再びの全勝に向けて、今ちょうど全国各地でやってるような禊や裸参りに臨むような気分で、冷水で玉袋を引き締めるような心境で頑張りたいです」
― 巨砲さんのインタビューでした。本日はありがとうございました。
（巨砲） 「ありがとうございます。休場しないようになんとかやりたいです」
― きょうは播潟さんへのインタビューです。あけましておめでとうございます。
（播潟） 「おめでとうございます」
― お正月はどんなふうに過ごしておいでですか？
（播潟） 「年末にぶりかまを買ってきたので、それを焼いて食べました」
― どこかに行ったりは？
（播潟） 「近所の神社に行ったあと、スーパーに寄って福袋眺めたくらいです」
― まらの調子はどうでしょう？
（播潟） 「寒いせいかあまりよくないです。平常運転ですかね」
― さいごに、今場所の目標をお願いします。
（播潟） 「いつもどおりがんばります」
― 播潟さんのお話でした。ありがとうございました。
（播潟） 「ありがとうございました」
― あけましておめでとうございます。新春最初のインタビューは玉椿関です。
（玉椿） 「おう、あけましておめでとう」
― お正月はどんなふうに過ごしておいでですか？
（玉椿） 「元日からバイトで夜勤明けから帰ってきたところだよ」
― ああ、例のひまなバイト
（玉椿） 「不景気で業績がよくないのか、人員がおもいきり減ってんだよね。いつもと違う忙しめの部署に回された挙句、例年は2人でやってるような作業をひとりでやらされて、へとへとだわ」
― あらあら。
（玉椿） 「あまりにつらくて体重も1ヶ月で5kg落ちた。いま84kgしかないよ」
― すこしやせたほうが健康にはいいんじゃないですか？ 血圧も高めですし。
（玉椿） 「これ、やせたっていうより、やつれたに近いからな。まあ、血圧は薬のんでるおかげか、目立った変動はないかな」
― まらの調子はどうですか？
（玉椿） 「夜勤で生活サイクルが荒れてるのもあって、勝ってるところをみたことがない」
― 今場所は角番ですよ。だいじょうぶなんですか？
（玉椿） 「いや、無理だわ。負け越しどころか全敗の可能性すらある」
― そんなことを言って初日には調子を合わせてくるんじゃないですか？ ベテランの味ってやつで。
（玉椿） 「無理」
ー では、今場所の目標はどうします？
（玉椿） 「わしの成績ってより、記事の更新に穴をあけないのが目標だね。報告が遅れたのを2～3日分まとめて記事を書くなんてやってらんないから、ほかの力士のみなさんには毎日こまめな報告をお願いしたいよ」
― ……だそうです。よろしくお願いしますね
日本まらずもう協会より、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本来であれば理事長・毛呂乃より御挨拶申し上げるべきところではございますが、場所前の稽古に集中したいとのことで、玉椿が代わりまして御挨拶申し上げます。旧年中は皆様方の生温かいご支援・ご声援を賜り、年6場所興行をつつがなく執り行うことができました。本年もあい変わりませぬごひいきのほど、何とぞよろしくお願いいたします。
本年はうさぎ年。うさぎという動物は大変性欲が強いため、古来より多産の象徴として信仰の対象とされてまいりました。まらずもう力士一同もうさぎの性欲を見習いまして、精力的なまらずもうを展開する所存でございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和五年元旦 日本まらずもう協会委員 玉椿万児郎
＜令和五年まらずもう甚句＞
花形力士を 甚句にとけばヨー
アードスコイドスコイ
初の日の出の「の」の字なら
照ノ富士やら稀勢の里
間に「の」のある力士なら
星の数ほど数うれど
毛呂乃お尻に「乃」があって
「乃」の先やら固まらず
毛呂のその先無限大
終わりなき世のめでたさよ
一押し二金三男
全て備えた金精山
押しの一手の男ぶり
金精門松そそり立つ
脱兎の如き勢いで
まらから飛び出す初物は
雪の兎か白星か
精も真白に降り注ぎ
因幡の兎毛が無くて
玉椿にも毛が無くて
毛がなし怪我なし玉椿
無病息災あなめでた
因幡の兎白兎
玉椿にも白星は
転がり込むか逃げゆくか
カド番脱出乞うご期待
ゴールドシップで万馬券
初夢金の宝船
金星白星並べ立て
優勝三役二兎を追う
琴の音色に誘われて
金運上昇違いなし
舟出めでたき卯年
明るい年に漕ぎ出でぬ
今年も一年まらずもう
どうぞご支援ヨーホホイ
アー願いますヨー
