まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

十両以下の結果(十四日目)

2012-05-19 23:00:00 | 取組結果

<十両>

○ 池男王子(7-7)

 一見華やかなイメージのある王子だが、相撲の取り口はなかなかに泥臭い。けさは「3時過ぎまで飲み歩く」という時間をかけた仕切りでタイミングをはかり、週末ののんびりできる朝を利用して、じっくりした持久戦にもちこみ、さいごは執念で勝利をもぎとった。これで7勝7敗。「またまた千秋楽に勝ち越しがかかる・・・」と緊張した表情を見せる王子。大相撲ならば勝ち越し確定なのだが、そこはガチンコのまらずもう。王子が勝ち越せるかどうかは神のみぞ知る。

 

<幕下>

○ 明烏(4-3)

 なんと昨年の5月場所以来の勝ち越しがかかる明烏。ここで負けたらつぎのチャンスがいつ巡ってくるかわからないため、今日はなんとしても勝っておきたいところ。立合いのタイミングがうまくつかめず、いったんは苦しい体勢となったが、時間を大量に投入してひたすら粘り、執念で勝利をもぎとった。1年ぶりの勝ち越しに「なんとか粘って、運よくタイミングを合わせられました。危なげながらも白星」とうれしそう。玉椿広報部長も「明烏はきょねんはずっと体調を崩していたみたいだけど、ようやく身体も回復しつつあるのかね」とほっとひと安心。 

 

<三段目>

● 金精山(4-2)

 今場所はまるで毛呂乃のような猛稽古を繰り返し、ほとんど勃起しっぱなしだったという絶好調の金精山だったが、さすがに十五日間気を張りつめつづけるのは難しいか。けさは眠気に負けてふっと気がゆるんでしまったようで、取組のときだけ勃起を忘れてしまうという大失態。「稽古のしすぎもよくないようで…。程度問題ってことでしょうか。まらずもうの土俵に上っていないときにはよくたってるんで、ちょっと残念です。」とがっくり。

 

<序二段>

● 河豚狸(3-4)

 今場所の河豚狸は大相撲界では『ぬけぬけ』とよばれる、白星と黒星が交互に並ぶきれいな星取表。その法則からいえば、けさは負けの順番ということで、取組前から「・・・たぶん今日は負けやがるな」と険しい表情の茶柱親方。周囲は「さすがに勝ち越しがかかってるんだから、すこしは気合が入るんじゃないか」と楽観的だったが、河豚狸をよく知る親方の不安は的中。だらしなく垂れ下がるまらに「・・・案の定です。波打ち際に打ち上げられた瀕死のトドのように、ベッドの上でごろごろと怠惰にすごしております。」とやる気を見せない弟子の態度に不満そう。それでも「・・・まあ、出張疲れもあるし、週末くらいは」と夫の疲れを気づかう一面も見せ、記者たちにそのコメントを冷やかされると「べ、別にツンデレのつもりでやってないんだからね! 飴と鞭って言ってよね!」とテンプレどおりにかわいらしく怒って見せた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幕内の結果(十三日目) | トップ | 幕内の結果(十四日目) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

取組結果」カテゴリの最新記事