幕内の結果（十三日目）

○毛呂乃（13-0）

　前日まで全勝だった玉椿と大相撲の照ノ富士にまとめて土をつけ、予定通り単独首位に立った毛呂乃、「僕は万能の邪神か」と満面の笑み。「何もかも僕のせい。玉椿のまら、しおれてっから」とにやり。優勝に向けて頭一つ抜け出したこの日、安心してのびのび好きな相撲が取れるとあって、毛呂乃の好調ぶりは朝から降り続く今日の天気を見れば明らか。13勝目を挙げたのは本人に確認するまでもないが、本人からも嬉しそうに「今日は検便せんといかん」と報せが入る。終盤に来て、ついに来た検便。弟子たちのうんこの味比べである。弟子たちの肛門に舌を入れていき、精密検査プレイ。「検査の方法は、きっと我々には図り知れないようなものなのでしょう」（一本糞親方）、「われわれはスカトロには詳しくないからねえ。想像もつかないプレイがあるんだろうねえ」（玉椿理事）と内容が内容のため、13日目にしてついに相撲内容の詳細は自主規制。検便プレイでただひとり全勝を守り、はやければ明日にも優勝の可能性。決定戦の規定の確認を求められると不機嫌そうに「全負けで」と一言。決定戦になどなるわけがない、刃向うものは全員負けにすると優勝に自信を見せ、終盤最後の仕上げにかかる。

 

○玉椿（12-1）

　きのうの敗戦で気落ちしているかと思いきや、意外に元気。「田舎の両親が負けたのを心配したのか、実家から野菜を送ってきてね。それでポトフをつくったよ。煮込み料理ってのは時間がゆったり流れるだろ。つくっているうちに気分が落ち着くんだよね」とコトコト煮える鍋を眺めて気分転換できたようだ。けさはしっかり勃起して12勝目。毛呂乃とは1敗差をキープ、今場所の毛呂乃の状態を考えれば逆転の望みは薄いが、わずかでも可能性があるならそれに賭けたい。

 

○蒼狼（6-7）

　「また黒にんにくに元気をもらいました」と2日続けての黒にんにくの起用。「毎日おなじものを食べて飽きないのかね」との声もあるが、これを食べなければ勝てないのであれば、背に腹はかえられない。それにしても、スランプ状態の中年男をきっちり勝たせる黒にんにくの効果には目を見張るものがある。