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幕内の結果(千秋楽)

2015-03-22 17:30:00 | 取組結果

○玉椿(13-2)

 理事長が毛呂乃退治で不在のため、代理で協会御挨拶のスピーチをすることになった玉椿。コミュ障ぎみで人前にでるのが嫌いとのことで「いやあ、緊張したよ。頭ん中が真っ白になるね」と、極度の緊張で足はふるえ、口はどもり、スピーチ内容もボロボロ、大観衆の前で醜態をさらしてしまった。しかし、そんな屈辱的な状況にまらが反応したのか、取組では「びっくりするくらいの勃起」と快勝。「なるほど、これが羞恥プレイってやつか。毛呂乃がよく公衆の面前でオナニーしたりするのもこういう気分なのかね」と妙に納得した表情。

 

○毛呂乃(15-0)

 そのころ、大黒柱理事長は毛呂乃教団が都内某所に極秘に所有する地下巨大工場に潜入していた。
「噂には聞いていたが、これほどの規模とは……」と驚きの声をもらす理事長。
 最近、廃坑を利用して建設されたというその巨大な工場では、高さ18メートル、重さ43.4トンという巨大なダッチハズバンドが極秘裏に建造されていた。外見こそダニーさんに似せてあるが、大きさといい威圧感といいダッチワイフというより、むしろ巨大ロボ。
 毛呂乃は巨大ロボを四つん這いにさせると、後ろから腰をカクカクさせて
「掘っといた!」
 どうやら、ロボに燃料をチャージしているらしい。ロボの股間前面のメガ粒子砲が熱をもってオレンジ色に光りはじめる。こんなものが街の外を歩き回ったら、東京は大パニック。ましてエネルギーがフルチャージされた股間のメガ粒子砲が発射されてしまったら、どれだけ甚大な被害がでるか想像もつかない。 
 はやく毛呂乃を、そして毛呂乃ロボを止めなければ。毛呂乃が恍惚の表情を浮かべ絶頂を迎えようとしている。もうすぐチャージが終わってしまう。理事長にはもはや一刻の猶予もない。あわてて近づくと、ハンマーでメガ粒子砲を力いっぱい殴りつける。
「朝から鍛冶屋か!」
 突然のことに事態がよく呑み込めず、毛呂乃は素っ頓狂な声をあげる。一方、理事長はロボの股間を無我夢中で叩き潰す。メガ粒子砲の破壊完了。「これで世界は救われた……」理事長が安堵のため息をついた瞬間、閃光が広がる。行き場を失ったチャージ中のエネルギーでロボ本体が大爆発したのだ。脱出する間もなく、地下工場は一瞬にして廃墟と化した。

 大爆発から奇跡的に生還した教団のエンジニアはこう供述する。
「年々巨大化していく毛呂乃関のまらに、いままでのダッチハズバンドたちでは対応しきれなくなっていました。とくに、最愛の恋人・ダニーさんは、夜のお相手をする機会も多く、全身の穴という穴で毛呂乃関の巨根を受け止めつづけて、お口も肛門も傷だらけ。『みかんが酸っぱい! 口内炎が痛い!』と食事もままならないほどでした。新型ロボはダニーさんに代わる新しい恋人として建造されたのですが、より強い刺激を求める毛呂乃関のリクエストに応えているうちに、より大きく、より強烈にと、どんどんエスカレートしてしまって……。気づいたときにはこんな恐ろしいものが出来上がってしまいました」

 爆発の中心にいた毛呂乃と大黒柱理事長については、現在も懸命の捜索がつづけられているが、両者ともいまだに発見されていない。遺体こそ見つかっていないが、ふつうの人間にあの爆発を生き延びられるとは思えない。だが、毛呂乃をよく知る一本糞親方は「毛呂乃はサイヤ人のようなもの。再起不能から蘇るたびにパワーアップして帰ってくる……」と毛呂乃がまだどこかで生きていることを信じているような口ぶりだった。

 

○蒼狼(9-1-5)

 モンゴルは気温が低く、空気が乾燥しており、おまけに水資源に恵まれていない。そのため、モンゴル人はあまり風呂に入らない。蒼狼もきのう浴びた毛呂乃の精液をまだ洗い落としていないらしく、「なんかへろへろべとべとですね」とちょっと気になるようす。日本人の感覚では「だったらさっさと洗えよ」と思うところだが、3月になっても室温が氷点下の日もあり、うっかり風呂に入ると凍死してしまう可能性もあるのだ。ただ、洗わないおかげで毛呂乃エキスが皮膚にしみ込んでまらずもうが強くなるという効果もある。不便な生活もそう悪いことばかりではない。

 

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