さきほど、九月場所の番付編成会議が開かれ、関脇・金精山の大関昇進が満場一致で決定いたしました。
以下は伝達式のようすです。
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(使者) 「本日、番付編成会議におきまして、関脇・金精山が満場一致で大関に推挙されましたこと、お伝えいたします。」
(金精山) 「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、諸先輩方のまらを拝跪しつつ、雄渾無比な朝立ちを披露できるよう精進いたします。本日はありがとうございました。」
(使者) 「おめでとうございます。」
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金精山は平成23年3月、東日本大震災直後で日本中が大混乱しているときにわざわざ入門してきたという、まらずもう狂いのたたき上げ力士。入門後数年はなかなか勝ち方がわからず序二段と三段目を往復しているような目立たない力士だったが、平成26年3月に序ノ口に陥落したことを機になぜか覚醒。同年5月には序二段優勝、同年11月には幕下昇進と番付を一気に駆け上がる。幕下昇進後、また壁にぶつかるものの、徐々に力をつけ、平成28年9月に十両昇進。平成29年3月と5月には史上初の二場所連続十両優勝を達成し、同年7月に新入幕。ここからはみなさんご存知の快進撃をみせ、平成30年3月には幕内優勝。3~7月の三場所で35勝10敗という文句なしの好成績をあげ、とうとう大関昇進の栄冠をつかんだ。通算成績は248勝144敗19休。幕内優勝1回、殊勲賞2回、敢闘賞4回、十両優勝2回、序二段優勝1回。
・毛呂乃理事長のコメント 「すばらしい。(タチ役とネコ役を)もう交代してもいいよね」
・玉椿理事のコメント 「伝達式の使者、わしだったんだが新大関らしい立派なまらだったね」
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