<三段目>
○ 池男王子(7-0)
「まさか男子を掘る夢を見るとは・・・」と真っ青な顔の池男王子。十四日目に毛呂乃の四尺まらに突き殺されたダッチハズバンド・ダニー浜田さん。そのダニーさんがうまく成仏できないまま、好みのタイプである池男王子にとりついたようだ。優勝のかかる大事な一番に、わけのわからない怪異にとりつかれて苦戦する王子。しかし、まらずもう歴1年の経験に裏打ちされた自信なのか、冷静さは失っていなかった。いちど仕切りなおして体勢を立て直し、ダニーさんが再びとりつく前に速効相撲で一気に勝負をきめた。池男王子はこれで7連勝。先場所・先々場所と千秋楽で涙をのんだ王子だったが、とうとう優勝という栄冠を実力で掴みとった。
● 玉太田(1-2)
関係者に「いい加減に出場しろ」と叱られた玉太田。しぶしぶ土俵に上がったものの、やる気がないためまったく勝負にならず。「きょうも負けたよ」とふてくされたように花道を下がっていった。
<序二段>
○家満(6-1)
「体は疲れてても、まらは立った。よかったよかった」と疲れまらを決めての勝利。今場所はプロ初黒星を喫するも、以後持ち直して6勝の好成績。来場所は早くも三段目昇進が確実だ。
●両玉国(3-4)
千秋楽に勝ち越しのかかっていた両玉国だったが、遅くまで寝ていられることから一足早く打ち上げ、深酒をしてしまう。結果、二日酔いと腹痛の中での立ち合いという最悪の展開になり、無念の負け越し。「最終日なのに油断してしまったことに反省です。来場所頑張ります」と語って支度部屋を後にした両玉国。だが来場所も序二段残留は濃厚、再起に期待。
<序ノ口>
○栗ノ花(4-1-2)
勝ち越しのかかる栗ノ花は立合いからの鋭い出足で一気に勝利。うれしい勝ち越しを決めた。
○今濡(6-1)
目覚めた大器・今濡は千秋楽にも抱き枕使用、腰の構えも万全、まさに盤石の相撲。「先週楽は抱き間くら相手に輿を降り続け、根羽り勝ちを旗しました。次は有償目刺し頑張ります」と語り、今場所の好成績をきっかけにさらに上を目指す勢い。
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