幕内の結果（十日目）

 

○　摩羅の川（９－１）

　昨夜は嫁から和食攻勢を受けた摩羅の川。昨夜のメニューは茸ご飯に豆腐の味噌汁、主菜は鮭の切身、副菜に肉じゃがとホウレン草のお浸しといった内容。 元来和食好きの摩羅の川は、この旅館の朝食のような食事を大層気に入り、茸ご飯を３度もおかわりして翌朝分が無くなってしまったほどの食べっぷり。やはり茸とまらの間には密接な繋がりがあるのか、茸ご飯を腹一杯に食べた今朝の摩羅の川・小太郎コンビは絶好調。目覚める前から勃起をしていたのだろう、目覚めた瞬間には硬度・角度がＭＡＸ状態で、昨日の「今場所一番」と言っていた勃起を凌ぐ勃ち具合。 正に「隆々とした勃起」を見せ付けて白星。

 

○　汚痔（１０－０）

　前日は赤羽で試合観戦。勝負師として、別競技の試合からも得るところは大きかった様子。その後自宅最寄駅前の家系ラーメン屋でガツンと大食いと、まさに若さあふれる土俵態度。寝苦しい夜でもソファーからベッドへと流れるいつもの取組で流れるように白星。汚痔流、勝利の方程式でただ一人全勝をキープ。しかし横綱を目指すだけあって満足はしていない。「今朝も立合のタイミングは難しく、優勢劣勢を交互に重ねながらの相撲だった」と反省を怠らない。いよいよ残り５日、優勝・悲願の横綱昇進へのカウントダウンが始まるが、「週末はレースで早朝出発なのが気がかり」とのこと。終盤戦、最後の山を残す形だが、先場所多崩れした終盤戦のリベンジと思えばこの逆境も願ったりかなったり。逆境に磨かれてきた男として、この状況に不足はあるまい。まずは一番一晩、夢に向かって歩を進めるだけだ。

 

○　玉椿（５－５）

　「きのうは休みだったからね、夏クールのアニメをいくつか見てみたんだけど・・・、きのう見た中でいちばんおもしろかったのは『じょしらく』かねえ・・・」と言いながらどことなく渋い顔。「どうも、萌えアニメかヒット作の続編ばっかりで、これは！ってのが見当たらないんだよねえ。たしか序ノ口の茸の山がアニメに詳しかったはずだから、夏アニメのおすすめを聞いてみるわ」。ちなみにまらずもうのほうは休みということで睡眠も十分にとれて快勝。今場所は連敗スタートで周囲に心配をかけたが、ようやく星を五分にもどした。

 

●　蒼狼（４－６）

　場所の序盤はまらの調子もよかったのだが、やはり勝てるうちに勝っておくべきだったようだ。ここ数日は好調に気がゆるんでしまったのか、つまらないミスを繰り返しているうちに、ほんとうに調子を崩してしまった。スランプに気づいて、生活を見直しはじめたときには、すでに手遅れ。「今日はだれか見ても完敗です」とふにゃちんを前に、がっくりうなだれていた。

 

○　家満（９－１）

　連休明けで眠気に負けそうになるも、飛び起きた息子に起こされ、難を逃れる。それにしてもよくできた息子さん。たっぷり休めたので息子さんは元気いっぱい。