― いちいよ春場所も目前に近づいてまいりました。きょうは毛呂乃理事長のお話をうかがいたいと思います。
(毛呂乃) 「73歳!」
― いきなりどうしたんですか? 老婆好きアピールですか?
(毛呂乃) 「(自慰しながら)ハートを射抜かれた」
― 恋をなさっておいでなんですね。まずは春場所にむかう抱負をお聞かせいただけますか?
(毛呂乃)「(自慰をつづけながら)まだやるんです」
― すごいやる気ですね。春ということで、地面から冬眠していた虫がわき出すかのように、お弟子さんたちの活動も活発になってきていますね。
(毛呂乃)「いやいやいやいや」
ー たとえば、イギリスではマンホールの蓋と性行為を行った男性が逮捕されたというニュースが話題になっていますが、これも毛呂乃関の指導ですか?
(毛呂乃) 「はい、余裕です」
― 一般人にはマンホールの蓋に欲情するのはなかなか難しいのですが、こうしたレベルに達するには、どのような修行が必要なのでしょう?
(毛呂乃) 「貴方たち狂ってる」
― ヒトとして根本的なところが狂っているので、そこから修正しなくてはいけない、と。凡人には到達できない境地のようにも見えますが、よほど厳しい修行が必要そうですね。
(毛呂乃) 「ソンナワケアルカ」
― そういえば、昨年うまれたお嬢様にとっては、はじめてのひな祭り。毛呂乃関は人形にも造詣が深いので、こだわって選んだのではないですか?
(毛呂乃) 「そういえば選んでませんね」
― 自分の人形は自分で選ぶことで、お嬢さんの自主性をはぐくみたいと、そういう狙いでしょうか?
(毛呂乃) 「……(苦笑)」
― やはり興味があるのはお嬢さまより、73歳の新恋人ですか。本日はありがとうございました。
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