○毛呂乃(10-1)
先日の大雪はまだ半分くらい、と嘯く毛呂乃。誰もが「……では、残りの半分は?」と考えて恐怖におののいていたところ、草津白根山が噴火、とのニュースが入ってきた。現場近くのスキー場では、噴石や雪崩などこの世の地獄のような光景が広がり、毛呂乃をよく知る一本糞親方でさえ「白根山! 白い精子! 男根! もっこり!」などとわけのわからない言葉を漏らすばかり。「毛呂乃のいう残り半分はこれか……」とため息まじりの声も聞かれ、毛呂乃は「日本は忙しいですねぇ」と謎の笑みを浮かべる。
しかし、地獄はこれで終わりではなかった。夕方にはアラスカ沖でマグニチュード8の大地震、という速報が入る。さきほどの「日本は忙しいですねぇ」という謎のコメントは、これの伏線だったようだ。大都市からは離れていたため人的被害こそ小さかったものの、アラスカに住む多くのあざらしやシロクマが餌食になってしまい、人間だけでなく動物にも欲情する毛呂乃らしい行動に、周囲は言葉を失う。
極めつけは、けさ。大黒柱事業部長から「雪で転倒して筋数本切れたのが感覚でわかった。毛呂乃の呪いか」との連絡が。病院で診察をうけたところ即手術ということになってしまった。この件を毛呂乃に伝えたところ、「傷害罪で告訴されそうですな。お腹がいたいです」と、被害者への謝罪ではなく、裁判沙汰を心配するという外道っぷり。毛呂乃の暴走はこれで終わるのか、それともまだ止まらないのか、予断を許さない状況は続いている。
○玉椿(10-1)
けさは過去最強クラスの寒波が日本列島に襲来、東京の最低気温も氷点下を下回った。老練な相撲ぶりが持ち味の玉椿は「寒いせいか、どうも腰が痛くてさ、腰にカイロ貼って寝たんだよ」とあらかじめ対策を立てての就寝。ファンからは「卑怯者」「じじくさいことをするな」とブーイングの声も聞かれたが、本人は意に介さず、腰を温めた効果で血行もよくなり、しっかり勃起。「けさは異常な寒さだったね。これじゃ正月に山形に帰省したときみたいな寒さだよ。布団からでるのが辛いよ」などと愚痴を言いながらも、最後のハードル『勝っている状態のうちに布団から抜け出す』もきっちりクリアして、10勝目。
●金精山(7-4)
「あっさりと土俵を割ったが、まあ納得の内容」と、勝った日には悔しがるわりに、負けた日には納得の表情という、天邪鬼な反応を見せる金精山。すこし毛呂乃に似たところもある天才肌の力士だけに、当人にしかわからない身体感覚もあるのだろう。ここ数日の東日本の大雪~大寒波祭りについては、ふだん九州や四国あたりで活動しているせいか「それにしても雪が毛呂乃関の精液? あんなもん、田舎で降った時には珍しくて舐めとりましたわ」とややクールな反応。それでも幼少期から折に触れて毛呂乃の精液を舐めていたとのことで、毛呂乃にどことなく雰囲気が似ているのは、そのあたりが原因かもしれない。
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