えー、本来なら毛呂乃理事長がご挨拶に立つべきところではありますが、理事長にはまだ優勝の可能性がわずかに残っており、取組に集中したいとのことで、わたくし玉椿がかわってご挨拶を申し上げます。
本日ここに、千秋楽を迎えることができました。これもひとえに、皆様方の生温かいご声援の賜物であり、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。
えー、注目の優勝争いでございますが、えー、現在単独トップの金精山が勝てばそのまま優勝、金精山が負ければ、えーと、1敗差で追う毛呂乃の結果、大相撲の照ノ富士の結果が、あー、複雑にからんでちょっとめんどくさい話になります。ここはひとつ、金精山に勝ってもらって、すっきり優勝を決めてもらいたいところではございますが、えー、どうなることやら、といった情勢でございます。
手にまらならぬ、汗握る展開になっておりますが、ファンのみなさまにおかれましても、金精山の取組に注目して千秋楽の相撲を楽しんでいただければと思います。最後の一番、優勝決定の瞬間までなにとぞご声援のほどよろしくお願い申し上げ、御挨拶といたします。
令和五年五月二十八日 日本まらずもう協会 委員 玉椿万児郎
― きょうの状況ってどうなってるんですか?
(玉椿) 「金精山が勝てばそのまま金精山の優勝」
― それはわかります。もし金精山関が負けた場合はどうなるんでしょう?
(玉椿) 「その場合、大相撲の照ノ富士が勝って1敗を守ると、まらずもうは優勝者なしになる」
― あー、大相撲の優勝ライン以上じゃないといけないんでしたね。金精山関と照ノ富士関がそろって負けた場合は?
(玉椿) 「毛呂乃勝ち、金精山負け、照ノ富士負けの場合は、優勝決定戦だ」
― でも照ノ富士関の結果がでるのって18時とかですよね。
(玉椿) 「ああ。正確にいうと千秋楽だから17時半ころだな」
― その時間まで優勝決定戦になるかどうかわからないってことですか?
(玉椿) 「うん。なので、金精山はもし朝の本割で負けたら、その時点で決定戦の準備をしてもらう。照ノ富士が勝ったらその準備は無駄になる」
― うわあ、めんどくさい。ってか、そもそもなんで大相撲の優勝ラインと比較するなんてルールにしたんですか?
(玉椿) 「まらずもうの最初期、わししか力士がいなかった時代の名残だな。このルールがないと、1勝14敗で幕内最高優勝なんて事態が発生してたから、それを防ぐためのルールだ」
― あんたのせいかよ。
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