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玉椿、老婆から求婚される

2017-12-11 10:00:00 | まらずもうニュース

 生活費を稼ぐために深夜の労働に勤しむ玉椿。当初は「いやあ、下層の職場だからさ、いろんな頭のおかしいやつがいて、おもしろいよ」とそれなりに楽しんでいた様子であったが、先日、同僚の老婆より求婚されるという事態が発生。「ばばあ怖えよ」と頭をかかえている。

 事件が発生したのは日曜日の夜。台車に載せられた重たい荷物を引っぱりながらピラミッド建設に駆り出された古代エジプトの奴隷のような気分を味わっている玉椿のところに、へらへら笑いながら老婆3人組が近づいてくる。

「お兄さんお兄さん」と年のころ70くらいであろう小柄で痩せた老婆。3人のリーダー格である。

「なんすか?」飴ちゃんでもらえるのかな、と油断しきった表情の玉椿。

「お兄さんって独身?」

「あーそうっすよ」

「このひとと結婚する気ない?」とリーダー格の老婆が指さすのは、それより気持ち若め、60代くらいに見える小太りの老婆。

「は?」斜め上からの角度から飛んできた提案に声も出ない玉椿。

 結婚相手として指定された老婆はなにやらもじもじしながら「うちの親も歳なんで、死ぬまでに安心させてやりたくて」などとまんざらでもないようだ。

 リーダー格の老婆は「お兄さん優しそうだから、ちょうどいいと思うのよね」などとこっちの希望を完全に無視して、小太りの老婆をあおる。もうひとりの老婆も「結婚はたいへんよー」などと意味もなくあおる。

 「いやすいませんすいません、結婚する気ないんで、すいません」と全力で逃げ出した玉椿。現場を目撃していた他の同僚に「おめでとう」「結婚しちまえよ」と冷やかされて、「無理無理無理。見た目も年齢もうちの母親に近いんだよ。どっちかといえば女ってより山姥だよ」というのが精いっぱいで、気の利いた冗談を返すこともできない模様。玉椿は「仕事場に行くのが怖い。毛呂乃の呪いだろうか」とも言いだしており、今後の展開が注目されている。

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