幕内の結果（初日）

○毛呂乃（1-0）

　三つ子を妊娠していたという毛呂乃。場所直前には無事に出産をすませ、マコちゃん、トニーちゃん、モーちゃんと名前がついたようだ。どのような育児をするのか気になるところだが、けさ、毛呂乃から届いた報告は

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へんたいどもめ

 

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というもの。さすがの毛呂乃も母乳は出せないのか、おっぱいのかわりにまらを赤ちゃんの口に含ませ、ミルクがわりの精液をのませる。そして、ごくごくとおいしそうに精液をのむ赤ちゃんたちに「へんたいどもめ」と慈愛に満ちた罵りの言葉をぶつける。生後すぐから英才教育を与えられている3人の毛呂乃ベビーたち。これからどんなふうに成長していくのだろうか。

 

○玉椿（1-0）

　この週末は梅雨の中休みといった快晴にめぐまれ「きのうはひさびさに布団を干せたよ」と笑顔の玉椿。2週間ほど布団が干せず、じめじめとした寝床で寝苦しい夜を過ごしてたが、ようやく快適な睡眠環境をとりもどして、けさはすっきり快勝。苦手な名古屋場所を初日白星でスタートしたものの「きょうとあしたは仕事が休みだからね。まあ勝てるときに勝っておかんと」とまだまだ安心はできないようだ。

 

○蒼狼（1-0）

　「今日は初日でしたね。きのうわかりましたけれど、うっかりわすれてました」と場所のことを忘れていてぶっつけ本番で土俵に上がることになってしまった。調整不足を心配する声もあったが、もともとふだんからろくに稽古もしないで土俵に上がっているので、あまり関係なかったようだ。「ちょうしはふつうとおもいます。８勝勝たらいいな」と飄々とした顔でらくらく1勝目。

 

十両以下の結果（初日）

<幕下＞

○萬海（1-0）

　名古屋場所の初日を名古屋で迎えた萬海。大喜びの名古屋のファンに向かって「名古屋はときどき訪問しているし、大好きな街。名古屋のみなさんにまらずもうを披露できてほんとうにうれしい。ぐっすり眠れて気持ちよく勝てた」とまるで政治家の社交辞令のようなコメント。まらずもう力士は競技のの性質上、どうしても精神年齢が幼くなりがちだが、このひとはさすが大人の風格がある。

 

●金精山（0-1）

　幕下の壁にぶつかって、ここ数場所、なかなか思うように勝てない金精山。このままではいけないという焦りからか、一昨日から夜通しでシコりつづけるという猛稽古を行うが、疲労を強めただけでかえって逆効果。まらはぴくりとも反応せず、初日から黒星。取組後のインタビュー中になって「ようやく反応しはじめた」と言うものの、時すでに遅し。勝てないことで焦り、焦ったことでまた勝てなくなる、という悪いサイクルに入ってしまった模様。ここでなにか気分転換が必要だろう。

 

<三段目＞

○播潟（1-0）

　「徹夜明けで早くねたら早く目が覚めてしまいました」　時計を確認すると、まだ午前2時。さすがにルールすれすれな気もするが、そういう生活サイクルなのであれば仕方ない。「今場所は忙しくて睡眠のタイミングが乱れてしまって」と恥ずかしそうに言い訳。

鎮江、休場。

 

　本日、序ノ口・鎮江より、名古屋場所休場の申し出があり、受理されました。今回の休場については公傷扱いとされ、秋場所も番付に名前が残る予定です。

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・鎮江のコメント

「昨日帰国しました。が、帰国直前で謎の高熱を出し点滴を打つというところまで悪化し、本調子とは程遠い体調となります。まず肝心のチンコが使い物にならないという事情もあり、本場所は休場させてください」

 

・玉椿理事のコメント

「MERSとか流行してるからね。身体には気をつけてほしいね。じっくり休んで秋場所には元気なまらを見せてほしいね」

初日協会御挨拶

 

　初日にあたり、日本まらずもう協会より、謹んで御挨拶申し上げます。
　本日ここに、恒例の７月場所を開催いたしましたところ、初日早々、かくも賑々しくご来場賜り誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。今場所各力士は、その地位に恥じぬ相撲を皆様に御覧に入れ、さらに一つ上の地位を目指すべく、全力で土俵を務めてまいる所存です。今場所前も、毛呂乃が日本各地・各方面に多大なるご迷惑をお掛け致しております事、誠に申し訳ございませんが、この本場所が、毛呂乃を鎮めるためのものとご理解いただき、御声援賜りますよう、お願い申し上げます。毛呂乃が３匹、出産予定ではございますが、毛呂乃が増えても、当協会、全力を挙げて責任を持って管理してまいる所存です。毛呂乃を筆頭に、ドＭぞろいゆえ、今後とも相変わりませぬ御鞭撻をお願い申し上げ、御挨拶といたします。

平成二七年七月十二日　無益猥談法人　日本まらずもう協会
理事長　大黒柱　堅太夫