○毛呂乃(14-1)
本日は千秋楽。きのうの隅田川大花火大会に触発されたか、場所の締めくくりとして、まらを花火のように空高く打ち上げてみたくなったらしい。全裸で横になり股間にふんっと力をこめると、まらは本体から分離して自宅の屋根を突き破り、白い煙をあげながらぐんぐん上昇していく。まらを他人に見られるのが恥ずかしいのか「探さないでください」などとわけのわからないことを言うが、それだけ目立つことをしておいて「見るな」「探すな」というのも無理な相談。けさの澄み渡るような青空に、華麗に輝く毛呂乃の勃起をご覧になられた方も多いのではないだろうか。
取組後には打ち上げられたまらを指さし「それ、どうにかして2勝分になりませんかね」との要求も。空に打ち上げたほうのまらと、本体に残っているほうのまらと、2本分勃起しているので、両方カウントしてほしいという注文らしい。審判部の玉椿理事に「申し訳ないが、一日一番ってルールもあるので、1勝分のみカウントする」と断られて、いちおう納得したようす。きょうの結果次第では優勝決定戦が行われていた可能性もあり、決定戦に使うために2勝分を準備していたのだろう。勝つことにあくまで貪欲な毛呂乃らしいエピソードだ。
●玉椿(7-8)
ひさびさの休日。「あまりに暑くてさ、汗で布団も濡れるしさ、しかたないんで寝るときにエアコンかけたんだよ。いやあぐっすり眠れたね。夜勤やってるとなかなか熟睡できないんだけど、けさは朝になったの気づかないくらいぐっすりだよ」といつになく深い眠り。勃起のタイミングにも気づかないまま眠り続けて、起きたときにはすでに萎んだあと。7勝7敗からの痛い負け越しだが、「ちゃんと眠って頭もすっきりしたし、気分は悪くないよ。まらずもうのほうは一から出直すさ」とさわやかな表情。
●蒼狼(12-3)
「ざんねんですけれどあっさりまけました」と3連敗で優勝の夢は完全についえた。初日から12連勝で土俵を盛り上げ、最後は毛呂乃の妨害電波に屈したものの、名古屋場所最大のヒーローは間違いなく蒼狼。関係者に「お疲れさま」と声をかけられると、よほど疲れていたのか「もうねむれないですから」と言いながら倒れ込む。全力をだしきった満足そうな表情だった。