○汚痔(1-0)
ひたすら道を求め続ける横綱は多くを語らない。淡々と、男は黙って背中で語る・・・と思いきや、まらずもうの男は背中では語らない。「今日は本体じゃなくて僕、菊次郎が報告しますよ~珍しくゆったりと過ごした土曜でしたが、僕ちゃんも寝しなまでヒマでした~でも夕食で食べたラーメンのスープを最後までしっかり飲み干してくれたので膀胱は寝しなにはパンパンさ。当然明け方になると僕と膀胱の押し合いへし合いが始まって僕ちゃんもギンギンさ!そんな訳で初日だから本体を叩き起こしてやったわけよ。じゃ! また明日ね!」ついに自ら語り出した菊次郎。横綱クラスになるとまらが意志を持つというのは雲虎(現一本糞親方)、摩羅の川(現小摩羅親方)でもみられたが、人語を操るようになった事例は初めて。菊次郎(汚痔のまら)が正確無比な命中精度でキーボードを叩いてメール送信しいるのかと思うと、これまた人間の想像をはるかに超えている。驚くべき進化を遂げた汚痔、毛呂乃を力で抑え込むのも不可能ではないかもしれない。
●玉椿(0-1)
場所前は風邪でダウンしたり、理事長を怒らせたり、悪いことがつづき、心身ともにボロボロの玉椿。場所後には引っ越しも控え、落ち着くひまもないまま場所入りと、なかなか土俵に集中しきれない。その上、きのうは不動産屋から電話があり、入居前のリフォームが間に合わなそうだから、入居日をずらしてほしいとの連絡が。「入居日ずらすのはいいんだけどさ、そしたら引っ越しが12月になるわけよ。いまのアパート、家賃を日割り計算してくんないから、1か月分余計に家賃を払うことになるんだけど、その補填はしてくれんのか?ってきいたら、『それはできかねます』って。ふざけてるよね。とりあえず『予定通りに引っ越しできないかリフォーム業者に問い合わせてみます』って言われて、いったん電話を切ったんだけど、これじゃ引っ越しの予定も立てらんないよ」と踏んだり蹴ったり。もともとメンタル面の弱い玉椿。ちゃんとした睡眠もとれなかったようで、相撲らしい相撲もとれずに黒星スタート。
○毛呂乃(1-0)
「はじめのメールってほんとシンプルだよね、ここからなぜか、まらが曲がり、快楽に満ちたな、異様な姿になるのだから…」と初日の相撲に感慨深げ。意中の男の子、はじめ君とメールのやりとりをしているらしいが、「今日は歯科治療」というだけのシンプルな文面。が、これだけでも毛呂乃は、はじめ君のお口でしてもらうのを想像してか、何度もこする。初日から夢精で目が覚めた。「さあ、いい?開くの?」という寝言とともに目覚める。「下半身はこんなに反れるとは・・・環形成しに立つらしい」と自己分析した今日の勝利はまさに異様な姿。まらは反りかえり、頭上を通過して一周、肛門に向かう。白星のように円を描き、環形を成す。まらの先端がちょうど肛門に向かい、「さあ、いい?開くの?」という場面で目が覚め、そのまま自らの肛門に侵入して発射。「腰いたい」と訴えるも、それは自分のやったことからして当然だろう。初日から、はじめ君をおかずに、異様な組み手で白星。観客からは「はじめ君、逃げてー!!」の悲鳴がきこえた。本物のはじめ君は、今日無事でいられるのか・・・。
●蒼狼(0-1)
モンゴルの冬はつらく厳しい。生命活動にとっては酷寒の地で生き延びるのが最優先、繁殖は二の次になってしまうのは仕方ない。それでも「負けました!」と声だけは元気なのは頼もしい。