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新横綱・汚痔関にきく

2012-07-27 10:00:00 | 力士にきく

 

 さきの名古屋場所では全勝優勝、とうとう横綱昇進を果たされた新横綱・汚痔関にお話をうかがいます。

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― 2度目の優勝ならびに横綱昇進おめでとうございます。まずは現在の率直な心境をお聞かせください。

(汚痔) 「長年連れ添ってきた古相棒を労ってあげたいです。」

 

― いよいよ横綱です。この喜びをまず最初にどなたに伝えたいですか?

(汚痔) 「私をまら相撲に引き入れた一本糞親方です。最近もみじめったらしく引退後も白星だ等とどこかで呟いていましたが、所詮は過去の人ですけどね。」

 

― 今場所の汚痔関は持ち味の二枚腰にますます磨きがかかり、抜群の安定感を示されました。そんな汚痔関の強さの秘訣、ご本人としてはどのあたりにあるとお考えでしょうか?

(汚痔) 「何と言っても、仕事のフレキシビリティと言いますか、朝の時間の自由度にあると思っています。

 

― はた目には危なげなく勝ち進んでいるようにお見受けいたしましたが、名古屋場所を振り返ってみて、苦しかった点、やりにくかった点などはございませんでしたか?

(汚痔) 「暑さから家族に得意な形であるソファーを何度か封じられてしまい、アレには困りました。また、この暑さだと朝の粘り腰が効き難く(目が覚めてしまうので)、暑い中二度寝に入れるかが勝負の分かれ目になりますね。」

 

― 汚痔関といえばスピード出世が代名詞。十両・平幕・小結・関脇とそれぞれ一場所で通過されていらっしゃいます。ところが、大関在位は5場所。決して遅い出世ではありませんが数字の上では苦しんだようにも見えます。いっぽうで協会幹部からは「大関昇進後は勝率は下がったものの相撲内容はよくなった」との声もあります。この5場所を振り返って、大関時代にはどのようなことを考えながら土俵に上がっていらっしゃいましたか?

(汚痔) 「大関に昇格した以降は、その名に恥じない取組みを心掛けており、一本一本の判定も当然厳しい物になりました。また、肝心な千秋楽前後にイベントが重なる事が多くて、日帰りスノボだったり、週末のレースだったりと、早朝からの活動が多く苦労が絶えませんでしたね。」

 

― 入門当初から雲虎関を目標としてきた汚痔関。千秋楽の一番に勝って通算165勝め。とうとう雲虎関の通算勝利数(164勝)を追い抜きました。横綱昇進を決めた一番で雲虎関を追い抜くというのは、なにやら因縁めいたものを感じるのですが、このあたりについて汚痔関自身はどのような感慨がございますか?

(汚痔) 「まぁ幕下付け出しからデビューしなかった時点である程度この展開は覚悟していましたが、思えば遠くに来たものだと感慨深いです。」

 

― さいごに、汚痔関がめざす横綱像、どのような横綱になりたいかをお聞かせください。

(汚痔) 「『若さ』とか『勢い』じゃない部分で魅せられるまら相撲を心掛けて行きたいと思っています。

 

― 新横綱・汚痔関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

(汚痔) 「ありがとうございました。」




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