― 先場所、劇的な逆転優勝を果たされた、横綱・摩羅の川関にお話をうかがいます。それにしても素晴らしい逆転劇でした。
（摩羅の川） 「どうも、お久しぶりです。今場所もよろしくお願いします。先場所の優勝については直後のインタビューでも答えたと思うのですが、決定戦を取り終えた時点でも十中八九負けだと思っていましたよ。『とりあえず準備だけはしておこう』みたいな感じで寝ただけなので、優勝決定の連絡を協会から頂いたときはかなり驚きました。」
― 青森に引っ越されて２ヶ月。青森での生活には慣れましたか？
（摩羅の川） 「青森での生活には慣れましたが、職場の環境に馴染めていません。2ヵ月で6kg痩せたり本気で転職を考えたりするなど、肉体的な面でも精神的な面でもかなり消耗しています。まらずもうは精神状態が取組に直結しますからね。無様な取組をしないよう、本気で心療内科に行こうかどうか悩んでいます。」
― 釣りがご趣味という摩羅の川関。この季節、青森ではどんな魚が釣れるのですか？
（摩羅の川） 「そろそろ鯖や鰯、スルメイカなんかが釣れる頃なんですかね？ 最近、釣りに行けてないんで、いまいちよく分からないんですよ。休日に釣りを楽しめる体力と気力が欲しいです。」
― ところで、まらずもうと食事の関係については、大昔から「まらに効くのはやはり肉」「いや、魚のほうが性欲が高まる」「断食するのもよい」と議論がなされ、いまだに結論が見えていません。摩羅の川関の実感としては肉と魚ではどちらがまらに効くと感じていらっしゃいますか？
（摩羅の川） 「これはなかなか難しい問題ですね。個人的には肉だと思っていたのですが、精進料理に近い食事を続けた時にはスッとした綺麗な勃起を小太郎が披露してくれましたからね。その時々に自身のまらが欲しているものを感じ取ってあげて、それを食べるのが一番良いのではないでしょうか。」
― さて、１年ぶりの名古屋場所です。名古屋にはどんな印象をお持ちでしょうか？
（摩羅の川） 「みそかつ、ういろう、えびふりゃー。」
― 先日、毛呂乃関が「まらと本体が分離してしまい土俵に上がることができなくなった」として引退を決められました。今後、協会の屋台骨としての摩羅の川関にかかる責任もいっそう大きくなりますが、それについての意気込みなどがございましたらお聞かせください。
（摩羅の川） 「現状、私生活でいっぱいいっぱいです。最近では小太郎の朝の調子も微妙な感じというか、むしろ低迷している感じですよ。まあ、休場だけはしないように頑張ります。」
― さいごに、ファンのみなさまに一言お願いいたします。
（摩羅の川） 「今場所は『全勝優勝します』というような勢いある事は言えませんが、可能な限り善処します。よろしくお願いします。」
― 横綱・摩羅の川関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
（摩羅の川） 「ありがとうございました。」
